スキンケアを中心に長年取材を続けてきた筆者が、自身の実体験から学んだ『フェイスマップ』。内臓も心もすべて顔にサインが出ている⁉ さぁ一緒にあなただけの地図を歩いていきましょう。
肌の老化がもっとも残酷に現れるのが毛穴です。特に大人の肌は、角栓や油汚れのつまり、黒ずみ、頬の毛穴のゆるみなど、幾つもの要因が折り重なって「毛穴老化」が深刻です。あなたの毛穴はどんな状態になっているのでしょうか?
過剰に摂り過ぎる食べ物によっても「毛穴」は汚くなる?
以下の3タイプのうち、あなたはどの毛穴タイプでしょうか? フェイスマップ=顔の反射区の理論では、肌は内面を写し出す鏡、食べたものが体内で処理できない場合に肌に排泄されてくると考えます。そして古来からの望診法という顔分析により、何を食べ過ぎると顔のどこに排泄作用としてトラブルが出てくるのかを予測していきます。
現代人は甘いフルーツを食べ過ぎたり肉食系に偏ったり、食生活も乱れがちでそれが肌にも影響してきます。あなたの毛穴をチェックしてみましょう。
頬とTゾーンの毛穴が目立って、テカテカする
ギトギトあぶらギッシュな肉食系タイプ
テカリやすく皮脂分泌が多い人はこの傾向が高いでしょう。皮脂は毛穴の奥にある皮脂腺から分泌され、肌表面に排出されてきますが、望診法という顔分析ではギトギトとあぶらっぽく毛穴が全開になる人は、あぶらものや動物性脂肪を取りすぎる肉食傾向やジャンクフード傾向が疑われます。このタイプは加齢によって毛穴も開いてくるので要注意です。
→このようなタイプには、皮脂の劣化によるダメージから毛穴を守ることが大切です。
おすすめは抗酸化にすぐれたビタミンCコスメ。皮脂が多い肌にはこのトランスダーマを。
あごや口のまわりの毛穴がザラザラする
あごや口の回りは角質が厚く折り重なって、なかなか剥がれにくいところ。さらに肌の乾燥を放置するとターンオーバーがうまくいかなくなり、ますます角質肥厚を増長。毛穴がつまったりザラザラしてメイクののりが悪くなります。一生懸命に角質をとってもなかなか解消されないはず。望診法の顔分析では、あごの角質肥厚やざらつき、ブツブツの背景にはチーズやバターなど乳製品の取りすぎ、動物性脂肪のとりすぎがあげられます。
→このようなタイプには、ターンオーバーケアを。角質がスムーズに剥がれていく状態に整え、毛穴を風通しよくしましょう。
おすすめはあごなどの角質肥厚を無理なくしっかりオフできるふきとりのケア、ガラクトリフトのスキントリートメントクリアローションがおすすめ。
鼻回りやほほ、こめかみの毛穴が黒ずんで気になる
ポツポツ黒く、くすんだスイーツ系タイプ
日焼けを繰り返している人はこの傾向が強いでしょう。しかし、それだけではありません。バナナの皮が黒くなって出来る斑点をシュガースポットというのをご存じですか? つまり糖分が集まって黒ずんでいます。望診法の顔分析では、アイスクリームなどのスイーツや白砂糖、果糖の多いフルーツなど糖分を取り過ぎた状態で強い日差しをあびると、肌表面に色ムラや毛穴の黒ずみ、シミが浮いてくると考えます。
→このようなタイプには、肌の黒ずみにアプローチするスキンケアが不可欠です。
おすすめは毛穴の黒ずみを溜め込まず、毎回きれいにオフできる洗顔料コスメデコルテのクレイブランを。
大人の毛穴目立ちはもう恥ずかしい! 複雑な「毛穴悩み」をきめ細かな透明肌にするためには?
あぶらっぽく開いた肉食系毛穴、黒ずみのバナナ系毛穴、ざらざらつまったチーズ系毛穴、あなたはどのタイプでしたか?
実は3つ全部が混在しているという人も少なくありません。さらに加齢によりどのタイプも毛穴回りのハリがなくなって、ファンデが毛穴落ちしてしまうなど、エイジング毛穴化してきます。肉眼でも見えるほどの毛穴は何とも恥ずかしいもの、早めにケアしたいものですね。
あらゆる毛穴悩みがてんこ盛りのお肌には、総合的なエイジングケアクリームでのお手入れも欠かせません。例えばリリスドールのアブソープション エイジクリームなどいかがでしょう。ぜひチェックしてみてください。
文・写真/奈部川貴子