たるみをなかったことにはできないけれど、カモフラージュはできちゃう。
最近気になっているのは、某美容クリニックのCMで「たるみやシワは化粧しても消せない」という文言。確かに、どんなに腕にいいヘアメイクさんでも、たるみ・シワは消せない。とくにシワは隠すことすら難しい。が、たるみは素人でもカモフラージュできちゃうのだ! しかも、そんなに難しいテクニックは必要じゃない。クレ・ド・ポー ボーテ レオスールデクラ(資生堂) があれば、ラクにごまかせてしまうのだ。
眉尻から目尻にかけてのCゾーンに効かせると、目尻が上がって見える!
あるヘアメイクさんとの打ち合わせのとき。「たるみが気になる人におすすめなのが、クレ・ド・ポーのこれ!」と教えてもらったのが、レオスールデクラだ。打ち合わせそっちのけで、どう使えばいいのかと、質問責めに。彼女の答えは明解。
まず、使うものとしてレオスールデクラと、アイホールの幅くらいのサイズのメイクブラシ。アイホール幅のブラシにレオスールデクラをまんべんなく取り、手の甲で色みを確かめたら、眉尻から目尻にかけてのCゾーンにオンするだけ。あ~ら不思議。手鏡で確認すると、光の加減で目尻がちょっと上がって見えるのだ。バストアップが写る鏡で見ると、たるみが気にならないのだから。
パウダリーファンデーション前にのせると、ぼかしが上手くできて、より“なかったこと”が簡単に。
パールの加減が絶妙で、若い子向きのパール入りお粉と違ってギラギラしないしテカっているようにも見えず、肌に溶け込むようなつややかさが広がる。とはいえ、オンする範囲の確認を兼ねて2~3回練習しておくと失敗がない。私はぼかしが下手なので、パウダリーファンデーションの前にのせることにしている。そうすると、ファンデーションでぼかされることになり、少々つけ過ぎたとしても不自然な仕上がりにならないからだ。ちなみにチークも同じように、ファンデーション以前にオンしている。
毎日レオスールデクラを使っていると、ちょっとずつちょっとずつ使用量が増えていくことが……。いくらパールの加減が良くても、使用量が多ければヘンな光り方をしてしまう。素の肌状態がいいときは使うのを休んだり、使用量を見直すことも必要。じゃないと、本当に困って“なかったことに”したいときに、効果を発揮できなくなっちゃう。
撮影/池田 敦(Pile Driver) 文/N・ピギー