＜私の定番名品＞ディオール アディクト リップマキシマイザー 001

“プランプリップ”のブームを作ったのは、間違いなくディオール アディクト リップマキシマイザー（ディオール）

だと断言できます。発売から10年以上経った今でも、その人気は衰えるどころか、むしろどんどんファンが増えているという状態。

私も発売当初から愛用しているひとりですが、このグロスは唇そのものを美し見せるということだけではなく、唇をケアするという効果も優れています。

グロスというとツヤや輝きを与える、潤いを高めるというのが一般的でしょう。しかし、リップマキシマイザーが登場したことで、リップの概念そのものがガラッと変わりました。それは、従来の働きに加えて、ボリュームを高めるということ。唇がふっくら、ボリュームを引き出すことで、間違いなく色っぽくセクシーな印象を与えます。とくに唇が薄い人ほどその威力はかなりのもので、顔全体の印象さえも変化してしまうほど。

私の場合、下唇の厚みはそこそこありますが、上唇の厚みには自信がありません。ですから、リップマキシマイザーを上唇にたっぷりと塗ることで、厚みがいい感じに増してバランスがとれます。

リップマキシマイザーには、高級美容液に配合される美容成分と変わらないほど、コラーゲンとヒアルロン酸がたっぷり配合されていて、まさに“ケア”グロス。塗れば塗るほどに素の唇をケアしてくれて、かさつきが気になる唇をふっくら潤います。あまりにも潤うので、私は夜寝る前のリップケアとして使うこともしばしば。リップクリームよりも断然保湿効果があり、翌朝の唇はふっくらしてぷるんぷるん。

そして、爽やかなミントの香りも塗るたびにテンションがあがりますね。この清涼感によって、例えば、先がまだまだ見えなさそうな仕事も、「もう少しだけがんばろう」という気持ちにさせてくれるんです。きっとリフレッシュ効果に優れているのでしょう。

塗り方のポイントは、ケチらずにたっぷり！　チップに適量をとり、リップラインに沿って唇全体に塗ります。中央を重ね付けすることで、さらにボリュームアップ。リップマキシマイザーのみでも十分に魅力的な唇になりますが、手持ちの口紅の上に重ねてもキラキラとした輝きとボリューム効果が得られます。

今年はカラーが増えてますます充実したバリエーションになっていますが、やはりおすすめかつ、人気No.1カラーとなっているのが、デビュー当時からあるピンクの001。このピンク、素の唇の色そのものが美しくなります。

普段、ピンクのグロスってなかなか手をださないんですが、リップマキシマイザーのピンクだけは別もの。白っぽくなりませんし、かといって甘すぎない。つける年代に合わせたピンクを楽しむことができる、唯一無二のピンクといっても過言ではありません。ですから、20代がつけても、40代がつけてもぴったりフィットしてくれるカラーです。

ここ数年リップメイクが主役で、とくにマットリップやティントリップが流行っていますが、改めてリップマキシマイザーをつけてみると、色づき、テクスチャー、そして唇のケア効果、プランプ効果に驚くばかりです。これほどバランスがよく、なおかつ時代が変わっても色あせることがない、カラーコスメはなかなか出会うことができません。これからも、ずっと使いたいと思いますし、いつか娘にもプレゼントしたいと思っています。

撮影／池田敦 Pile Driver