食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。
巨大ヘアクリでアップ&伊達メガネ👓 色と質感を揃えれば“お洒落番長”級の仕上がりに!
みなさま、この裏技テーマにアクセスしていただき、ありがとうございます。年末に向けてすることがいっぱいで、日々のお疲れが……身体に顔に降り積もっていらっしゃるのでは? と、お察しいたします。そうじゃなくても年中、やることがいっぱいでお疲れがとれない方も多いかと。朝起きて鏡を見たら「マジ?うわ~っ、ひどい」(BGMは、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の出だしの部分がまさにハマる)と落胆した時に、お試しいただきたいのが、今回の小道具使いです。ヘアクリップ+伊達メガネまたはリーディンググラス(お手頃価格の場合)→合計¥1,500前後の出費で、楽してパッと見がよくなる方法をご紹介します。
この裏技、元気な時にも使えますから。ぜひ、お試しくださいませ。
まずは、髪をどうにかしましょ。髪の毛も「スタイリングなんてめんどうだわ」ですよね。はい、そこで巨大クリップの登場です。作るは、アップスタイル。寝ぐせから洗い上がり→乾かしっぱなしの状態の髪まで、包み込んでくれます。髪を後ろで1つに束ね(私はいつもブラウンのゴムで束ねます)その毛束を頭のてっぺんに向け、ねじりこんでクリップで、はさみこみます。はい、出来上がり。簡単にアップができて崩れにくいので、いいですよ。クリップはあらを隠すために小さいのはダメ、毛束ぴょんぴょん出ますからね、巨大サイズで包み込むことがポイント!写真のクリップは駅ビルでどちらも¥1,000以下でした。ウィッグでも髪の毛束だとリアルなので、毛糸にしてみました(笑)
さて、クリップでアップスタイルだけだと、これまた生活に疲れたオンナに見間違われる可能性も秘めています。アクセ小物をプラスしましょ。ここでメガネの登場です。
伊達OR老眼=リーディンググラスを。私は、老眼ゆえ、リーディングを選びますが、選ぶルールとしてヘアクリップとカラートーン、質感をできるだけ合わせること。なぜ? ってバラバラだと、とってつけたみたいで、努力が水の泡になります。メガネをカチューシャのように、頭にひっかけたり、機能性重視でかけるにしても「お揃いの美」は大事なのです。疲れた顔をメガネ効果でごまかす。こういう日はアイメイクはしっかりできませんから。というか、しないほうがいいです。
ベートーヴェンの「運命」から、マライアキャリーの「恋人たちのクリスマス」くらいのハイ気分に引き上げたいじゃないですか! 曲選びが「昭和生まれゆえ」お許しを。
目元はアイシャドウを単色で口紅は“顔色アップ”が売りのものを選ぶ。
さぁ、フレーム作りができたら、仕上げにメイクを。目元はアイシャドウ単色でいきましょう。目的は、目力強く。でも、あまりダークトーンにならない程よい色味と清潔感があるカラーを。写真のアイシャドウは、熱を加えずに作られた“生アイシャドウ”。パウダーでありながらしっとりとした質感、艶感が魅力。ブラシに水を含ませてカラーを含ませれば、また違った印象にもなれる、2WAYシャドウのrms beauty スウィフトシャドウ(TT-73/¥2,800・税別/rms beauty) 。カラーは、深みのあるディープトープです。
口紅選びは、テンションあがんな~いっていうときだからこそ、迷わずこの1本を。
肌なじみのよいレッド系の口紅、先のアイシャドウと同じくしっとりした質感。\1,000でおつりがくる良心的なプライスも魅力のブランドに注目を。
これぞ大人のプチプラ口紅のエルシア プラチナム 顔色アップ ラスティングルージュ(RD440/ノープリントプライス/コーセー) 。しっかりフィットして、鮮やか。時間がたっても落ちにくい。 かつてのイメージキャラクターは小泉今日子さん、現在は鈴木京香さん。大人の女の表情を生きいきと彩る持続型ルージュというキャッチコピー通り、満足いく使用感です。