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Inner Care】【COLUMN

2018.10.26

ガンコな肌あれ・吹き出物は「腸の穴あき」リーキーガット症候群?

スキンケアを中心に長年取材を続けてきた筆者が、自身の実体験から学んだ『フェイスマップ』。内臓も心もすべて顔にサインが出ている⁉ さぁ一緒にあなただけの地図を歩いていきましょう。

腸にガスがたまりやすい、肌あれや吹き出物がひどい、 もしかしたら腸に穴があいて、添加物などが吸収されているせい?

なんとなく腸にガスがたまりやすい、便秘や下痢がひどい、肌荒れや吹き出物が治らない、偏頭痛がおさまらない、鬱っぽい、体調を崩すことが多くなった・・・このようなお悩みがある場合には、あなたの腸は「穴あき」かもしれません。

最近すっかりインナーケアとして定着した「腸ケア」の背景には、リーキーガット症候群、つまり腸漏れ症候群の急増があります。

 

リーキーガット症候群は、日本人の7割がかかっているかもしれない心身不調と数年前から話題になりました。英語ではLeaky Gut Syndrome(リーキーガットシンドローム) 。日本語では腸もれ症候群と呼ばれています。小腸(Gut)の粘膜が炎症を起こして穴あき状態になり、ウィルスやバクテリア、高分子化学物質などの毒素がその穴からもれて、血液中にあふれ出る(リークする)という意味です。

リーキーガット症候群になると、本来なら吸収されずに体外へ排出されていくべき毒素や化学物質が吸収され、抗体反応が起こり、花粉症やアレルギー、アトピー、吹き出ものなどのさまざまな不調症状が現れるそうです。

肌は内臓を写し出す鏡、というように肌あれや吹き出物がひどいなら「腸漏れ症候群」を疑ってみるべき。さらには更年期障害のようで実はリーキーガット症候群というケースも少なくないそうです。なかなか解決出来ていない現代病の根源である可能性が大きく、今後さらに増える可能性が!

腸に穴があいてしまったら、白米・白砂糖をやめて玄米菜食に!

リーキーガット症候群になってしまったら? その疑いがある人はどうすればいいのでしょうか? リーキーガット症候群に詳しいドクターによると・・・

「対策の基本は食事療法になります。実は腸もれ症候群のケアとカンジダケアの食事療法はほぼ同じ。腸に穴をあけているのは、カンジダ菌。腸内で善玉菌が減ることによりカンジダ菌が増え、腸粘膜に穴をあけてリーキーガット症候群を引き起こしています。カンジダ症の人は同時にリーキーガット症候群なのです

顔の反射区理論フェイスマップでは、腸の不調はほうれい線のあたりに一番出やすいと考えます。ほうれい線が深い人は腸が弱い傾向にあり、もしかしたらリーキーガット症候群かもしれませんね。

そこで腸内に善玉菌が増えるような食生活が大切です。

カンジダ菌は糖質が大好き!

腸内に糖質が入ってくるとカンジダ菌がどんどん糖質を摂取し、また新たな糖質を欲し、糖質過剰の悪のスパイラルに。まずは白砂糖・白米などの過剰な糖質摂取を控え、玄米やデンプンの少ない野菜を中心に摂ること。基本的に糖分やレモン・ライム以外の果物、加工肉、添加物、アルコールやコーヒーは避けるようにしましょう。

腸のためにおすすめなのは大根やかぶなどの白い野菜。腸が不調だな、と思ったら大根おろしや大根サラダを食べてみてください。消化を助け、お通じを整えるなど腸の調子がぐっと良くなるのを感じます。

 

文・写真/奈部川貴子