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Inner Care】【COLUMN

2020.05.29

「職場のメンタルヘルスで、楽しく仕事できる社会に!」メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役刀禰真之介さん(前編)

イケメン社長ファイルNo.3メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役刀禰真之介さん

刀禰慎之介 Shinnosuke Tone  
1979 年神奈川県出身。明治大学政治経済学部卒業後、デトロイトトーマツコンサルティング(現・アビームコンサルティング)、UFJつばさ証券(現・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)、環境エネルギー投資などで勤務。体調を崩したことをきっかけに、2011年メンタルヘルステクノロジーズを創業。身長:176㎝
体脂肪率:19% https://mh-tec.co.jp/
刀禰慎之介 Shinnosuke Tone 1979 年神奈川県出身。明治大学政治経済学部卒業後、デトロイトトーマツコンサルティング(現・アビームコンサルティング)、UFJつばさ証券(現・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)、環境エネルギー投資などで勤務。体調を崩したことをきっかけに、2011年メンタルヘルステクノロジーズを創業。身長:176㎝ 体脂肪率:19% https://mh-tec.co.jp/

病に倒れた経験から起業へ。「誰もが生き生き働き、幸せを感じられる人生に」。

20代の頃は、月に400時間を超える激務でした。金融系の会社で投資ファンドなどに関わっていたので、心身ともにかなりキツかったですね。30歳の頃、体を壊し、2カ月療養することに。それがきっかけでヘルスケア分野で起業するとなりました。

2011年の大震災の月に創業し、医学会向けサービスを展開、医師のデータを収集するところからスタートしました。創業して数年経った頃、医師である弟夫妻、特に義理の妹から、「各企業において、社員の方の心身の健康の相談にのる産業医をやりたいけど、やれる機会がない」と相談を受けました。当時の僕は「産業医」と言えば、検診のときくらいしか思い浮かばなかったのですが、よく調べてみると、精神疾患者は増えている中で産業医の業界が変わっていく夜明け前だと確信しました。また、昨今の「働き方改革」や「女性の社会進出」などを背景に、働く人たちのメンタルヘルスが脅かされていることも知りました。僕自身、過労で病に倒れたことで、「高齢化社会が進む中、仕事が人生に占める割合はこれまでより大きくなる。また、『本当の幸せ』とは、心身の健康と、やりがいをもって仕事ができることなのではないか」との思いを強く感じるように。こうして、「企業と、そこで働く人たちの心身の健康をサポートする仕事をしたい」と、メンタルヘルステクノロジーズの創業を決意したのです。

「いつか一緒に仕事をしよう」弟との約束を叶えたくて。

健康経営に取り組むことで生産性を向上させる企業が増えている現在、「職場のメンタルヘルス」を提供しているのが当社です。人口が減っているのに、精神疾患の患者数は増加の一途を辿っています。働く人々のココロとカラダは常に危機にさらされています。これではどの企業も成長・発展は難しいでしょう。

アフターコロナ・ウィズコロナが不安視されている今、ますます私たちの健康が大切になってきます。

そこで当社では、企業と従業員が求めるクオリティの産業医の提供を行っています。加えて、クライアントである各企業の従業員が、プライベートのメールで、当社に登録している産業医や専門医に健康について相談できるサービスや、精神科の先生にオンラインでカウンセリングを受けられるサービスを提供しています。

また、オンラインで経営者や従業員がストレスケアについて学べるカリキュラムもスタートしました。実は、医師である弟とは、高校生のころから「いつか一緒に仕事をしよう」と語りあっていたのです。彼は終末医療の専門医ですが、僕の仕事をサポートしてくれており、義妹も当社の産業医として登録しています。

使命は「医師と企業・社会の通訳者」、誰もが自分らしく働ける社会に。

「怪我の功名」とでもいうのでしょうか。僕自身の経験から、「多くの方に自分らしく仕事し、幸せな人生を送ってほしい」という使命を形にできていることに充実感を持っています。当社の役割は「医師と企業・社会の通訳者」であると考えています。そのために、僕自身も日々の自己管理やクライアント、医師たちとのコミュニケーションや勉強に励んでいます。

イケてる刀禰社長 前編診断

「ピンチをチャンスに!」自らの闘病経験から、多くの企業の「メンタルヘルス」に向き合うことを天命とし、日夜努力を怠らない刀禰社長、イケメン偏差値80(編集部調べ♡)

 

撮影/塚田亮平 取材・文/三尋木志保