アサンテサナ!
スーパー仲人士(なこうどし)の村上れ以子です。
仲人の仲介でお見合い、と聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?
和服姿で仲人と一緒にお食事して、「あとは若いおふたりで」と散歩に送り出されて庭園を散歩・・・。
でしょうか?
かつて(昭和前半?)はそうだったみたいですね。
現在のお見合いは結婚相手を探すために男女が会うことに変わりはありませんが、以前のお見合いとは大きく違います。
和服でお見合いに臨む方はほとんどいらっしゃいませんし、メイクも変化していますよ。
どうしてお断りされる? お見合いしても交際できないアラフォー女性。
40歳代後半、すらりと背が高く、姿勢がいい佐和子さん(仮名)は、いつもきっちりメイクをしていました。
ファンデーションも目元メイクも口元メイクもとても丁寧。そのため、いつも華やか。別な言い方をすると、スキがない女性に見られることが多かったようです。
いざ婚活を始めると、お見合いはできるのですが、なかなか交際にまで発展しません。
お見合いではそこそこ盛り上がり、自分は「もう一度会いたい」とお返事しているのに……。
「どうして断られるのだろう?」 その悩みの先に!
結婚相談所に登録してお見合いをすると、断られることがあるの?
と思う方もいらっしゃると思うので、お見合い後の流れをお話ししますね。
結婚相談所でお見合いした当事者は、基本的に翌日(できれば昼くらい)までに、自分の仲人や結婚相談所にお見合い結果を連絡します。
答えは「もう一度会いたい(交際希望)」か「お断りする」かのどちらかです。
個人情報を守ることが重視されているため、今は昔のお見合いと違い、お見合いが決まるまでは「個人が特定されない程度のプロフィール」のみが公開されます。
お見合いが決まったときに、互いの名前(団体によっては苗字のみ)を知ることができますが、連絡先はまだ互いに知らされません。
お見合い後、双方が「もう一度会いたい」と返事をしたときのみ、結婚相談所は互いの連絡先を交換し、自分の会員に相手の連絡先(携帯電話の番号)を教えます。
ここからは会員同士が仲人や結婚相談所を仲介せず、直接連絡を取り合うことになります。
これを『交際』と呼び、交際期間は3カ月~6カ月としている結婚相談所が多いです(交際期間は双方の仲人や結婚相談所の合意により延長することもあります)。
お見合い後、どちらか、または双方が「お断り」だった場合は、「ご縁がなかった」とし、互いにお見合いした相手の連絡先を知ることはできません。
佐和子さんがお見合いをしても交際にならないのは、お相手からお見合い後に「お断り」されていたということです。
婚活メイク、プロのとっておきの秘訣はコレ!
悩む佐和子さんに、私・村上は、信頼するヘアメイクアップアーティストから聞いた婚活メイクの秘訣を伝授しました。
あなたも知りたいですか?
実は意外と簡単なことです。
「婚活メイクのポイントは、かわいいと思う一点に絞って強調する」
それだけ? それだけです。
佐和子さんは、肌も目も口元も、完璧にメイクしていました。
和服には、そういうメイクでいいのだと思います。
でも今、洋服でのお見合いには、頑張りすぎないメイクのほうが親近感を持ってもらえます。
佐和子さんは目元を強調するために、口元のメイクを控え目にしたそうです。
お見合いでお茶を飲むとき、カップにつかない、『色が落ちない口紅』の落ち着いた色をチョイス。
今は交際中の佐和子さん、デートでも「抜いた」メイクを心掛けているようですよ。
今ドキの婚活には引き算メイク!
意外とシンプルなプロのテクニック、参考にしてくださいね。
文・写真/村上れ以子