加齢まつげに打ち勝ち、印象アップ!
マスクで目もとがクローズアップする時代だからこそ、まつげの美しさが顔お印象を大きく左右します。しかし、日頃からしっかりとケアをしていても直面するのが加齢問題。まつげは加齢とともにどう変わるのか、そして打ち勝つための対策を、松倉クリニック&メディカルスパの田路めぐみ先生に伺いました。
まつげのエイジングは、40代から始まる。
髪の毛が年齢とともに細くハリがなくなり、本数が減っていくと同様に、まつげも加齢が影響します。
「毛の成長指令を出すのが、ホルモンです。ホルモンのバランスが崩れると、まつげも細くなったり、まばらに。ホルモンの低下がはっきりし始める40代くらいから、エイジングが顕著になります。」と田路めぐみ先生。
肌のハリが低下することでまぶたが下垂し、まつげにかぶさり、さらに短く見えてしまう場合もあるそう。
そして、まつげの本数が減り、まばらになるということは、印象を変化させるだけでなく、目そのものにも影響があると田路先生は続けます。
「まつげがあることで、異物が目に飛び込んだり、眼球に何かがぶつかったりするのを防ぎやすくし、汗やシャワーの水などが流れ込むのを回避しています。しかし、まつげが細くなったり本数が減ったりすると、それらの危険性が上がります。眼球は繊細な臓器のひとつ。こういったことがたびたび起こると、角膜炎や結膜炎、視力の低下などに繋がる恐れがあります」(田路先生)
クリニックで処方される「グラッシュビスタ®」
では、衰えたまつげを復活する手立ては?
田路先生が勤務する「松倉クリニック&メディカルスパ」では、国内初・唯一まつげ貧毛治療薬として厚生労働省から認可された「グラッシュビスタ®」を医師の指導のもと処方を行っています。
「グラッシュビスタ®」の主成分は、緑内障治療の点眼薬にも含まれる「ビマトプロスト」という成分で、まつげを長く太く濃くする効果が認められています。
付属のハケでアイラインを引く要領でまつ毛の根元に塗布。直接皮膚に塗るわけではありませんが、周辺の皮膚や白眼に付着すると色素沈着を起こすことがありますので、余計につけすぎず、また付着した場合はすぐに拭きとるように注意が必要です。
使用している間はまつ毛の長さ・太さ・濃さを保てますが、使用を中止すると、徐々に元の状態に戻ります。
田路先生自身も「グラッシュビスタ®」を使用しているそう。
「希望のまつげの長さになったところで、週2回くらいの塗布でキープ。あまり伸ばし過ぎると、ビューラーで折れやすくなったり濃くなり過ぎて、目やまぶたとアンバランスになったりするので気をつけています」(田路先生)
目も目もとの肌もデリケートだから安全第一のケアで、若々しい美まつげをキープ。栄養や生活習慣の改善、そして目まわりの肌ケアも、早ければ早いほど、そして習慣にすることで大きな差となります。
写真提供・取材・文/小林賢恵