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COLUMN】【HAIR CARE

2020.03.21

自称アミノ酸系シャンプーに気をつけろ。

春の揺らぎ髪には、“アミノ酸系”シャンプーを選べば間違いなし!

「美髪作りはまずシャンプー」と最近よく耳にします。取材でお会いした美容師さん、ヘアメイクさんをはじめ、美髪の美容ライターのみなさんまで声をそろえます。

「一体なぜ?」「じゃ、どんなシャンプーを選ぶべき?」と知りたくなって、シャンプーソムリエの関川忍さんにお話をうかがいました!

関川忍 せきかわ・しのぶ シャンプーソムリエ 
美容師、インストラクター、ヘアケア剤のプロデュースなど美容業界において多岐にわたって活動。その知識と経験を生かして「キュベシノブヘアケアシリーズ」を開発。精力的に商品開発やセミナー活動を行なう。
関川忍 せきかわ・しのぶ シャンプーソムリエ  美容師、インストラクター、ヘアケア剤のプロデュースなど美容業界において多岐にわたって活動。その知識と経験を生かして「キュベシノブヘアケアシリーズ」を開発。精力的に商品開発やセミナー活動を行なう。

今さらですが…アミノ酸系シャンプーの定義。

「シャンプーは界面活性剤、つまり洗浄成分で特徴が決まります。例えばしっとりやさしく洗い上がるか、サッパリ爽快感が強いかなど、ですね。そしてこの洗浄力とはイコール“脱脂力”と考えてください。皮脂や油分を取る力です。適度な油分は髪や頭皮に必要ですから、洗浄力が高いからいいというわけではなく、髪質や状態に合うものを選ぶことが大切です。

パッケージの裏面に全成分が表示されているのはご存知ですよね? 多くの商品の場合、一番多く含まれてる成分が「水」、二番目にシャンプーの場合は、ほとんどが洗浄成分になります。この成分に「アミノ酸系の界面活性剤」が書かれているものがアミノ酸系シャンプーというわけです。アミノ酸系とうたっていても配合量が少なく、表示が下の位置であれば、入っているというだけでアミノ酸系とは言い難いのでご注意を。

代表的なアミノ酸系成分には『ココイルグルタミン酸Na』『ラウロイルメチルアラニンNa』『ラウロイルサルコシンTEA』などがあります。泡立ち、泡質などそれぞれ個性がありますが、どれも髪の主成分に近く洗浄力が穏やかで保湿効果が高いのが特徴です」

髪のキシミ、ダメージ毛対策にうってつけ!

「最近はアミノ酸系のシャンプーをよく見かけるようになりました。ヘアカラーが一般化してダメージ毛が増え、年齢によって髪の衰えや悩みが増えていることが背景にあるからです。

こうしたダメージ毛や、乾燥によるエイジングうねりヘアのケアにぴったりなのがアミノ酸系シャンプーというわけです。マイルドな洗い心地なので頭皮が敏感な時にもオススメです。冬の乾燥ダメージが残り、春の地肌が揺らぐシーズンにこそ使っていただきたいですね。

唯一の注意点は洗浄力が抑えぎみのため、泡立ちが弱いと感じて使いすぎてしまうこと。そこで、洗うときはシャンプー剤をつける前、お湯での髪の予洗いをしっかり行いましょう。余分な皮脂や汚れを流しておき、サポートとしてシャンプーを使うくらいのイメージで行えば、泡立ちが悪いからとたくさん使ったり、洗い残すのを防げますよ」

髪ダメージをケアしてワンランクアップした髪を目指すなら、優しく潤い力の高いアミノ酸系シャンプーを。春の新生活、うっとり美髪で迎えましょう♪

 

写真提供・取材・文/杉浦凛子