台湾在住の元雑誌編集者妻とデザイナー夫とその家族(娘2人、猫3匹)が、台湾のビューティ事情と日々の暮らしにとりいれたメイドイン台湾(MIT)コスメをご紹介する当連載(ちなみにタイトルにある美妝はメイクアップ、美容はスキンケアを意)。
香りの女王も姫も王も王子も、やっぱりローズでしょう。
JuliArtというなんとも優雅な名前の台湾ヘアケアブランドを今回はご紹介したい……でもでも、本当は独り占めしたいくらいに気に入っている。シャンプー、コンディショナー、ヘアコンプレックス、いずれの使用感も、潤いの持ちも、香りの持ちも素晴らしくて、しかも薔薇のエッセンスと香りという、贅沢さ。
最初にJuliArtを知ったのは台北の中山駅改札を抜けて階段を上がってすぐにある、誠品生活南西店の2階。ここにJuliArtのコーナーがある。あまりに美しいパッケージとモダンなインテリアに、インポートかと見間違うほど。でも正々堂々MIT(メイドイン台湾)ブランドだった。
すべてのヘアケアアイテムが人工色素、化学防腐剤、パラベン、SLS、ジメチコン、石鹸成分、以上を不使用、アミノ酸界面活性剤とph5,5以下の弱酸性にこだわっている。ナチュラルに転び過ぎず、かっこよくてアンケミカル、いいじゃないか!
エイジングにばっちり感じるダマスクローズ!
というわけで早速JuliArtの方に相談したら、このダマスクローズシリーズを教えていただいた。エイジングが気になる髪にぴったりのようだ。ちなみに香りのいいローズヘアケア商品には人工的な香料が使われていることが多いけれど、こちらは違う。400本のブルガリア産の薔薇からたった1滴しか抽出できない、というほど希少なエッセンスを使っている本気の薔薇もの。ローズに期待される修復、アンチエイジング、保湿保水力、私はばっちり感じちゃった。
寝ている間に乾燥した髪に、朝はヘアコンプレックスで潤いをプラスするのを忘れない。真夏の紫外線で乾燥した髪にも最強。美魔髪ってネーミングがぴったりだ。
うん、ローズと艶々した髪で、私自身が美魔女になった錯覚に陥る。薔薇の香りが途切れないから、夢から覚めそうもないのであった。
(写真・文/MAO IKEDA)
バンコラン様に大変身。魅惑のシャンプー
台北の一般的な一人ないし二人暮らし用のお家には、たいがい湯船がありません。地価が高いので、省スペース大前提なのもあるのですが、夏は超暑いから湯船なんて入っていたらのぼせてしまうこと必至。だからシャワーで十分という発想かもしれません。しかし、タイル張りの家の冬はとにかく冷える。髪を洗うのも億劫になってしまいそう。。。
しかしこちらのシャンプー、凍えながらもついつい手を伸ばしてしまいます。ダマスクローズの幸せな香りがお風呂の中で全身を包んでくれるから、毛布代わりに暖かく。。。はなりませんが、眠る時にとっても幸せな気持ちになるのです。
寝返りの時にふわっと香るバラの香り。もう気分はバンコラン様です。魔夜峰央先生の漫画パタリロ!に出てくる美青年バンコラン。はほぼほぼ坊主頭の僕は彼とは全く異なる容姿なのですが、夢の中ではバンコランに変身することができるそんな魅惑のシャンプーなのです。
シャンプーとしての機能も大変素晴らしく、夏は汗だく、冬はフケ症で乾燥肌の僕のとしてはぴったり。使い始めたら、汗の汚れは落ちつつも徐々に髪がバサバサしなくなってきました。防腐剤無添加、髪のph5.5弱酸性に合わせた髪にやさしいけど魅惑のシャンプー。ぜひお試しを!
(文/Omijika Mame)
Check!【ブランド情報】
JuliArtホームページ&ショッピング:https://www.juliart.com.tw
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