日頃これといった髪の悩みがない私ですが、毎年苦しむのがこの時期の“乾燥”です。自分で髪を触って乾燥を感じるだけならまだいいのですが、パサつきや、きしみが見ただけでわかるほど。さらに静電気が起こりやすくなり、ふわーっと髪が数本浮いてしまったり、顔や首にまとわりついたりと清潔感がなくあまりよろしくない状態です。これまではヘアオイルを持ち歩いたり、苦し紛れに水をつけたりしていたのですが、それだけではどうにもならず、土台からケアしようとヘアエステティックの最高級ブランド、ケラスターゼ様に頼ることにしました。
今年は例年以上に髪の乾燥がひどいため、乾燥が進んだ髪を芯から満たすうるおいケアシリーズ「ニュートリティブ」の中でも乾燥毛〜超乾燥毛向けの「マジストラル」ラインを使用。髪の乾燥部分に浸透し、本来の健やかな状態に導く複合保湿成分「グルコ・アクティブ」など乾燥にアプローチする成分がたっぷり。さらに水分やアミノ酸を豊富に含み、やわらかくうるおう髪へ導いてくれる「ベンゾインガム」も配合されているなんて、なんだか効きそうな予感です。
洗い上がりはさっぱり? しかしドライヤー後の髪に変化が!
“超乾燥毛用”というくらいなので、こってりと重いのかな? と想像していましたが、意外にもシャンプー、トリートメントともに軽いテクスチャーで、洗い上がりもさっぱり。乾かした後パサついてしまうのでは……と心配になるほどでしたが、“しっとり”とまではいかないものの、ドライヤー後の髪は表面がツルっとしてなめらかな手触り。髪そのものがうるおっているような健康的なツヤが出て、見た目でわかるパサつきは解消されていました。静電気によって浮いてしまう髪は変わらず出現しますが、顔に髪がまとわりつくことはほとんどなくなったのは嬉しい変化。これが“髪が芯からうるおった結果”なのでしょうか! ただし、ブリーチ歴があるためダメージがひどい襟足はほとんど変化がなく、キシキシパサパサのまま。ダメージヘアには効きにくい印象なので、乾燥もダメージも気になる方は、先にダメージケアをしてから乾燥ケアに移ると効果を感じやすいかもしれません。
油断禁物。使用方法をしっかり読んで効果を高める!
おそらくほとんどの方が使い慣れている「シャンプー」、「トリートメント」というアイテムですが、油断せず使用方法を読んでから使うことをおすすめします。私自身、説明を読まずに使い「シャンプーの泡立ちが悪いな」と感じていたのですが、記載してあるように事前のブラッシングと、予洗いをしっかり行うことで問題なく泡立つようになりました。その他、シャンプーは泡立ててから1〜2分放置して洗い流す、などアイテムの効果をより感じられるような使い方の説明もあるので、ぜひ1度読んでから使ってみてください。
そんなことをいっている私ですが、トリートメントの“すすぎ加減”だけは説明を読んだものの上手く実践できていません。「余分なぬるつきを感じなくなり、しっとりなめらかな状態」になるまで洗い流すのが正解で、髪のきしみを感じたらすすぎすぎのサインとのこと。これまですすぎ残しはかゆみの原因や、毛穴の詰まりを引き起こすのではと思い、これでもかというほどすすいできたので、加減がわからず「もういいの? まだなの?」と若干怯えながら使っています。使い始めてから約2週間、いまだにすすぎをやめるベストなタイミングはわかりませんが、これをマスターしたらさらにトリートメントの効果を感じることができるはず! とポジティブに考え、試行錯誤しています。トリートメントの残りは約半分。使い終わるまでにマスターできますように!
ニュートリティブ NU バン マジストラル 250ml/ケラスターゼ(Kérastase)
ニュートリティブ NU フォンダン マジストラル 200ml/ケラスターゼ(Kérastase)
文・写真/永原 彩代