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COLUMN

2019.07.25

「勤続25年の会社を辞め葉山へ、人生のコマを次に進める」藤本教子さん(前編)

心持ちが自由で、未来に光を感じながら、人生を謳歌している! そんな心地いい人たちが日々行っている、きれいの習慣や気持ちのいい習慣とは?

初回は都心からほど近い海と山に囲まれた葉山にて、目下充電中の藤本教子さんにフィーチャー。前編では朝のきれいの習慣についてうかがいます。

今月の心地いい人。

藤本教子(ふじもと・のりこ)さん
外資系化粧品ブランドのPRを25年務め、今も語り継がれるコスメを数々ヒットに導く。2018年退社して葉山へ移住。現在は次の生き方を模索しながら、人生のモラトリアム期間を楽しんでいる。
藤本教子(ふじもと・のりこ)さん 外資系化粧品ブランドのPRを25年務め、今も語り継がれるコスメを数々ヒットに導く。2018年退社して葉山へ移住。現在は次の生き方を模索しながら、人生のモラトリアム期間を楽しんでいる。

在職25年を機に退職を決心。都心から葉山に移住、幸せを感じる毎日。

藤本教子さんが美容業界に入ったきっかけは雑誌でした。

子どもの頃から毎月10冊以上読み込むほどの雑誌好き。その誌面作りにアプローチできるPR職に興味をもち、当時御三家とよばれた人気の外資系化粧品ブランドに就職。仕事に邁進します。

次々に登場する新製品のPRを手掛けるだけでなく、系列のファッションブランドやメディアと連動してイベントを企画したり、モデルや芸能人と親睦を深めたりすることも。その努力と実力が認められ、PR部門のシニアマネージャーに抜擢されます。

退職するまでの5年間は多忙を極め、時差を超えて飛び交うメール、隔月ペースの海外出張など、投げては飛んでくる球をひたすら打ち返す日々でした。

 

こうした膨大な仕事量のおかげで充実感と達成感を実感。そこで勤続25年目に会社を辞めて、人生のコマを次に進める準備をすることに。一旦決めたらもはや職を辞すことに一切不安はなく、むしろ明るい未来を想像して幸せな気持ちになったといいます。

やりたくても今までできなかったことをしようと、環境も思い切って変えることに。選んだのは子どもの頃からよく訪れていた、風光明媚な神奈川県の葉山町でした。昨年からここに暮らし、今では地元にすっかりなじんでいる藤本さんの穏やかな日々に迫ります。

06:00 海を見ながらヨガをする。

海越しに富士山と江ノ島を臨む部屋には、広いベランダがあります。

「朝一番に動いて身体を目覚めさせ、可動域を確認します。会社を辞めたきっかけは、

次のステップに進みたくなったから。今は寿命が長くなったぶん、人生のフェーズはいろいろあっていいんじゃないかな。東京の空は狭かった。今は葉山からエネルギーをもらっています」

06:45 季節に合わせた漢方をいただく。

心身ともに健やかに過ごすために、日頃から養生も欠かしません。

「漢方で身体の調子を調えます。暑さの厳しい夏は心臓をケアして夏バテを防ぐ漢方を選ぶなど、毎月季節と体調に合わせて専門薬局で処方してもらいます」

07:00 日中のUV対策はしっかりと。

「UVコスメは複数を使い分けることで、ルーティンにならないように楽しみながらケアしています。肌が乾燥していると紫外線の影響を受けやすいので、SPF値だけでなく保湿も重視。特にディオールのブロンズ プロテクション ソラーレシリーズ(海外取り扱い製品)と、クリニークのミネラル サンスクリーン フルイド フォー フェース、同じくボディ用アフター サン バームは保湿力をはじめ、香りやテクスチャーなどの使い心地が気に入っています。コスメは女性のおもちゃ。浮気心でいろいろ試すのが楽しいんですよね」

惰性になりがちなUV対策には、遊び心を取り入れると長続きする。美容業界歴が長い藤本さんらしいきれいの習慣は、ぜひ見習いたいところです。

09:00 海と山に囲まれたスポーツクラブでアクティブに過ごす。

藤本さんが通うBEACH葉山アウトドアフィットネスクラブ(www.beach-hayama.com)
神奈川県三浦郡葉山町下山口1488 ☎046-854-4046
藤本さんが通うBEACH葉山アウトドアフィットネスクラブ(www.beach-hayama.com) 神奈川県三浦郡葉山町下山口1488 ☎046-854-4046

古民家を改築したクラブでは、海と山両方の自然を感じるスタジオプログラムが充実しています。

「サーフィンのプログラムで出会った伊藤裕人先生は、マルチなインストラクター。こちらのクラブでは、他にもアウトリガーカヌーやシュノーケリング、ヨガなども楽しみます。五感を使ったハイキングでは、近くの山でクモの巣を観察することも。クモはお掃除好きで、葉などが巣にかかると、そこだけ器用に切り取るんですよ」

後編では藤本教子さんの午後の習慣を紹介します。

撮影/松村隆史 取材・文/間中美希子