オンラインセックスってアリですか?
オンライン会議にオンライン飲み。コロナを機に、オンラインでのコミュニケーションが一気に加速。そこで注目を浴びているのが「オンラインセックス」って知ってました? でも、実際どうやってるの??
カップルの不仲を「性」を通して根本的に改善する専門家・三松真由美さんに、withコロナ時代におけるオンラインセックスの現状と、気になるハウツーを教えていただきました。
コロナへの危機意識の男女差がセックスの差に。
――水面下で、じわじわとオンラインセックスが来ていると耳にしたのですが、本当ですか?
「オンラインセックス、来てますよ。私、イケメンドクターズやサッカー男子など、20・30代のイケメンコミュニティをたくさん持っていて、彼らにヒアリングしたんですが、コロナ禍において彼女との温度差が大きかったそうなんです。自粛中にたまたま空いているお店があったから彼女を誘ってみたら“あり得ない!”と拒絶されて、大喧嘩になったと。当然ですよね(苦笑)。でも意外とこのパターンが多くて、コロナに対しての危機意識が男女で違うようなんです。
宣言が明けた今でも、その傾向は続いていて、すぐに会ってセックスしようという気にならない女性も多いようです。そこで登場するのがオンラインセックス」
オンラインセックス初心者におすすめは、テキストセックス
――実際、どのようにしているのでしょう??
「実家住まいの女性は、家族もいますからZoomを使って動画とか電話でHなことを声に出すのは難しい。だからLINEを使って、テキストベースでHなことをつぶやき合う。『私もうこんなに濡れちゃった』とか打ちながら、それぞれセルフプレジャーするんです。これがテキストセックスですね。オンラインセックスの基本の“き”」
セクシーコンテンツを共有して、互いにセルフプレジャーも♡
――テキストセックスとは、また新しい形のセックス様式ですね。
「あとは、彼氏が官能映画やHな動画を見つけて、それを彼女にシェアするそう。彼女もそれを鑑賞してアイドリング。見終わったころに、彼が電話してきて“どうだった?”みたいに感想を言い合うそうです。これがセクシーコンテンツの共有。『今度、この映画みたいなことしようね』『私はこういうのが好き』など言い合うことで、お互いの性の趣味がわかりますし、もちろんそのままオンラインでつながりながら、セルフプレジャーしてもいい。昔、流行っていたテレフォンセックスですね。AVに拒絶反応がある女子は、作品としても素晴らしい官能映画がたくさんありますから、そういうものを彼と共有してみるのもいいですね」
恥じらいを見せつつ、Hな素ぶりを見せてリードしてもらう、がコツ
――とは言え、オンラインセックスしたくても、自分から誘うのには抵抗が…。
「本来は男子から仕掛けてほしいですよね。どんなに女子が強くなっても、男女平等になっても、ことセックスに関しては女子は男子にリードしてほしいものなので。そこはリードしてもらえるように仕向けるのが大事。いきなり『オンラインセックスしない?』と切り込むのではなく、『ちょっとHなこと話していい??』みたいに可愛らしくね」
ビデオ電話ツールでのオンラインセックスは要注意!
――恥じらいを見せつつ、Hな素ぶりを出して誘い込む。高等テクですね。
「でも、オンラインセックスでいちばん注意しなければならないのは、動画の録画の危険性。万が一別れた時に、リベンジポルノの材料になってしまう可能性があるからです。そういった意味でも、できればZoomなどのビデオ電話ツールよりも、電話やテキストベースでのオンラインセックスがおすすめ。性の世界は広いですから、これを機会にいろいろな性の形を開花させてみてはいかがでしょう」
まだまだフィジカルなつながりに抵抗があるという人は、オンラインセックスから再開するのもアリかも! 枠にとらわれない、新しい自由なセックスの世界に飛び込んでみましょう。
写真提供・取材・文/井上幸子