2019.09.05

リ・ボーン！台湾産泥マスクであたし生まれ変わるの、の巻。

台湾在住の元雑誌編集者妻とデザイナー夫とその家族(娘２人、猫３匹)が、台湾のビューティ事情と日々の暮らしにとりいれたメイドイン台湾(MIT)コスメをご紹介する当連載（ちなみにタイトルにある美妝はメイクアップ、美容はスキンケアを意）。

先輩が手がけた誌面は今もこれからも忘れない！

出版社に入社し配属された女性雑誌編集部。当時の誌面を、今もときどき思い出す。なぜってシャネルやエルメス、ルイヴィトンなどトップメゾンの服やバッグに、今は女優として活躍するモデルが微笑むメイクページ、などなど本当にキラキラしていたから。とにかく背伸びしても辿り着けないような眩しくい世界で、必死についていこうとしていたな。

そうそう、ある号にイスラエルの死海をレポートしたビューティページがあった。イスラエル、アラビア半島といえば聖書の中に出てくる地名という意識だったミッション系あがりの私にとって、衝撃だったのだ。ずっと聞いてきた聖書の背景には、このような美しい湖があったのかと。しかも浮いちゃう。浮けちゃう。美容的スポットがあるなんて！　しばらしくて日本では塩水（海水）に浮かぶタラソテラピーが流行り始めていて、あちらこちらに施設があることもわかるのだけど……。

台湾でも死海体験ができますの。

話は台湾に飛びまして、今回は4mulaというブランドの「礦植活膚泥」という死海の泥を使用したクレイパックをご紹介したい。あこがれの死海の泥に、水、海塩、アーニカエッセエンス、オーガニックラベンダーオイル、ヒアルロン酸を加えた、シンプルなつくり。頭のてっぺん（頭皮マッサージにどうぞ）からつま先（足湯しているみたいになる）までを磨くための一本だ。

クレイといってもいい匂いだし、ドロドロではなくローションのようなサラサラの質感で塗りやすい。薄づきである。それでも塗った部分がだんだん温かくなってくるから、すごいパワーだなと思う。肌が活性し、栄養成分染み込み、老廃物を汗が出す、という循環がおこっているのがわかるのだ。まるでいつかの私が指をくわえて見ていたあの死海に浮いているかのような、クセになる気持ちよさ。

15〜20分経ったらシャワーで流して、シャンプーやボディソープで浮き出てきた老廃物を流して仕上げ。で、肌、頭皮をさわってみて驚くの。なにこのキメ！なにこの弾力！なにこの明るさ！なにこのチビ毛穴！　嗚呼、4mula様、まさか台湾でこの経験ができるなんて幸せです、ありがとう！　この値段でこの体験はそうとうお買い得だと思うのであった。

私であって私じゃない、新しい自分に出会えるアハ体験。どうぞ台湾でお買い求めくださいませ。

（写真・文／MAO IKEDA）

後味最高！夏のドロドロは「泥」で洗い流そう！

台湾ってさ、本当に暑いよね！　湿気がすごいね！　日差しが強すぎる！
台湾に来られた方、みなさんそのようにおっしゃいますが、ずばり言わせていただきます。台湾より東京の方が暑かった〜！！！

今年は夏の東京を存分に楽しんだのですが、あまりの暑さにびっくり。こんなに汗が出るのは僕だけかな？と思ったらみなさんびっしょり！電車の中のスーツ姿の方たちはぐったり! 台湾のようにサラリーマンは薄手のポロシャツで働けばいいのに！と思ってしまいました。（社名が大きく入ったバックプリントのポロシャツを着たサラリーマンが多く、個人的には着ることに躊躇してしまいそうだけど、とっても気持ち良さそう！）

まぁこれだけ暑いと帰宅後すぐにシャワーしたくなりますよね。しかしシャワーだけでは皮膚の奥底にあるヌルヌルが残っている感じになったり、こんどはソープを使うと表面の皮膚がカサカサになったり。ちょうどいい感じのものがまったくない！そこで、妻がいい！いい！という「礦植活膚泥」をソープがわりに使ってみたのです。