ここ最近の化粧水の進化には目を見張るものがあります。肌を潤すだけでは満足できず、目指すのは美容液並みの肌実感。今春もたくさんの新作が登場しましたが、中でも群を抜いて注目を集めているのが、ランコム クラリフィックデュアルエッセンスローションです。
発表会で手にとった時、まず驚いたのはその形状。ボトルの中にウィスク(泡だて器)が入っているんです。2層式になっていて、使う直前に“シェイクする”ことで、細かいマイクロバブルになり、それをそのままお肌に塗布するというもの。これはじつに気持ちよく、今までにない使用感です。化粧水ならではのみずみずしさに加えて、爽やかなフローラル系の香りにも癒やされます。
酵素を与えるという新発想。肌のくすみが抜ける!
この化粧水のキーワードは“酵素”。酵素系の化粧品というと洗顔料など落とすものが多いですが、これは“酵素を与える”という新発想。皮ふの酵素に働きかけることで、肌本来の透明感をぐんと引き出してくれます。
使いはじめて1ヶ月ほどになりますが、まず驚いたのは肌が軽くワントーン明るくなったこと。どんよりとした肌のくすみがキレイに抜けたように思います。毎日使い続けていくうちに、その効果を実感。
そして、毛穴も目立たなくなったように思います。私は頰の毛穴がとくに気になるのですが、肌が滑らかになり、キメも整っているので、凹凸が気にならないんです。キュッと引き締まるというよりも、肌がつるんとなめされたような感じ。だから、化粧ノリが抜群によくなりますね。肌の状態がいいので、ファンデーションを使う分量が普段より少なくなっています。
乾燥がすすむ春先は、とくにたっぷり使いたい!
この化粧水に限らず言えることですが、とにかくケチらずたっぷり使いましょう。そして、洗顔後すぐになじませて。肌をまっさらな状態にしておく時間が長くなればなるほど、肌の水分量は低下してしまいますから。そして、できれば重ねづけをおすすめします。毛穴が気になる部分を重点的にしてもよいですし、時間がある週末はコットンマスクもいいですね。1本使いきる頃には、きっと澄み渡るような明るい肌に出会えるはずです。
撮影・文/夏目円