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SKINCARE】【COLUMN

2018.12.24

リップクリームは1年中マストですね。わたくし同じ塗り方はいたしません!(前編)

食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。

裏技1.基本は縦塗り。夏と冬はらせんを描く塗り方で。仕上げはリップブラシで輪郭を丁寧に塗るんです。

日々、肌は激しい乾燥との戦い。皮脂を分泌する働きがなく、薄い表皮、摩擦に弱い唇の乾燥もしかり。リップクリームなくしては防御できません。私は1年中、唇が乾燥しやすいのでスティックタイプのリップクリームが欠かせません。休みの日や、バカンス先では、1日を集中リップケアの日ときめて、ゴマージュに始まり、パック、保湿につとめるようにしています。口紅はお休み、色付きリップクリームにします。ガザガザになってからでは、遅いんです。予防の意味でせっせと…あっ乾いてきたわと、感じたときにすぐに塗りたいから家ではPCの横に、リビングにと家中のいたるところに置いています。

 

みなさま、スティックタイプのリップクリームやバームは唇にどのように塗っていらっしゃいますか? 例えば、外出先から戻り、お顔のメイクオフの前にリップを塗るとき、口紅の油分が残ったままの唇に上から塗ってはいませんか?油分はここでは汚れと同じ。じゃまもの。リップクリームを浸透させるためには、汚れをオフしてから塗りましょう。そして塗り方ですが、直塗りのときに、左から右にぐいーっとひっぱるように塗っていませんか? 刺激を与えないようにしてくださいね。この横塗り、できれば避けたほうがいいのです。唇のシワは、縦に入っています。シワに塗るのが大切なので、ぐいーっは避けたほうがいい理由、おわかりですよね。以前、電車の中で!ワイパーのような動きをする方を見たことがありますが、たぶん効果ないだろうなぁと。刺激を与えるだけだなぁと。

 

人それぞれ塗り方があると思いますが、正しくは縦塗りなんです。上唇も下唇も。これで効果が断然違ってきます。365日のうち、季節で言うならば、春や秋はこの塗り方を、私もします。じゃあ?夏と冬は?ですよね、違うんです。縦塗りだと夏と冬は物足りない。季節限定の塗り方を。

基本は縦塗りですが、左の口角から右の口角へぐるぐると優しく、ゆっくりらせんを描くように塗っていきます。自分にはこれが合っているみたい。しっとりするもの。それでも唇全体を塗り終えていないと感じるので、その後はリップブラシを使い、輪郭を意識しながら塗っていきます。これは、左の口角から右の口角へ、横塗りします。指でもいいと思いますが、唇には刺激を少なくしたいからブラシ使いに。2回塗るときも。

リップブラシは、何十年も愛用している、資生堂リップブラシ401(¥500・税別/資生堂)。携帯に便利であること、口紅はもちろんリップクリームの含みが良いこと、ソフトな使い心地と、心地よさがパーフェクトゆえこれ一筋。

裏技2.スティックタイプのリップは短くなったらお洒落なピルケースに入れて、指で塗りましょう。

愛用しているリップクリームは、本数もかなりありますが、今回は一番のお気に入りを。フランス生まれのオーガニックコスメ「カティエ」のリップクリームです。このブランドのフェイス、ボディ、ヘア、オーラル、ベビーとすべての製品は、国際有機認定機関ECOCERT(エコサート)と、エコロジカル&オーガニックな化粧品を販売する企業団体機関COSMEBIO(コスメビオ)、2つの認証を取得しています。

口の中に入ることもあるから、自然素材のものがいい、それでいてさっとなじんで保湿効果があり、コストパフォーマンスが良いと欲張りな基準で選んだのが、カティエ リップクリームOW(¥850・税別/クナイプジャパン)でした。このリップクリームは、オリーブやマンゴーなどから抽出した、4種類の保湿成分を配合。ほのかなバニラの香りもお手入れの励みになります(笑)

リップケアは、口紅の発色もアップするし、やはりアンチエイジング対策として大事なお手入れです。みなさま、ご一緒にコツコツ頑張ってまいりましょう。

私はスティックタイプのリップクリームが短くなり使いにくくなってきたら、中身をかきだしてお洒落なピルケースに入れて(プラスチック容器だと、お手入れテンションが上がらないので)指先とリップブラシで塗るようにしています。

文・写真/吉田ゆう子