失敗は成功の母!
今回の裏技は、ステイホーム期間中の「オンラインメイク」での失敗がきっかけとなり生まれたもの。私はオンライン会議デビューの日、肌にはツヤ感を出して、目元はブラウンのアイシャドウでグラデーションを、口元は発色のよいリップを…といろいろ考えて仕上げたのに、PC画面に映った顔は~!? 肌は皮脂が浮いてるみたいに見え、目元は暗い。さらに口元は輪郭をしっかり描いたがために、ひと昔前のオバサン!って感じに。はずかしい~っ。ということで、猛反省から生まれた裏技です。
【裏技1】明るさと透明感アップ! 目元はコンシーラーの3色使いで。
「オンラインメイク」は、やりすぎたらダメとわかったので、肌はソフトマットな質感にして、目元はカラーレスで明るさと軽やかさを出すことに。
ならば、目元のくすみを飛ばす=肌色をコントロールすればいい。そこで、選んだのが、上の写真の3色入りパレットコンシーラーです。
塗り方は、
1.備え付けのブラシを使い、ハイライト効果のある左のピンクを二重の幅に入れます。
2.1の上に少し重なるようにくすみをカバーする中央のライトベージュを。
3.アイホールに締め色として、右のダークカラーのベージュを。
4.仕上げに、ひとさし指でこの3色をなじませるようにトントンと優しくプッシュ。
肉眼で見られるとコンシーラーゆえ、べたっとした顔かもしれませんが、画面を通してならOK。このコンシーラー、のびがよくカバー力もあるので左頬の縦長のシミにも使います。塗るときは、肌あたりのよい馬毛のアイシャドウブラシを使用。ひと塗りで肌によくなじみます。
【裏技2】ソフトマットな赤リップは、ティントチークの重ね塗り。
顔から浮かず、唇の色をにごらせることなく軽やかに見せる「明るい赤リップ」が欲しい。そう思って出かけたドラッグストアで、ひとめぼれしたのが上のティントチークでした。
質感と色に魅了されチークをリップとして選んだのです。それも1色でなく2色を重ねてみようと。これが大成功!
使い方は、
- 左のピンクとオレンジが混ざり合ったようなカラーを、下地として薬指で塗ります。
- 1の上に、右の甘さを感じさせるレッドを重ねます。こちらは、二度塗り。このとき、先の3色パレット入りコンシーラーにセットされた、ミニブラシを使うことも。平筆具合が唇にフィットする上に、きれいに塗れるからベスト。または、このティントチークにセットされたスポンジを二つ折りにして山の部分を使って塗ることも。重ねる色は、丁寧に塗ると持続性が抜群です。
オンライン後に、外出しようとマスクを着用してもリップの色がマスクに移らず、色は保たれいいことづくめでした!
撮影・文/吉田ゆう子