台湾在住の元雑誌編集者妻とデザイナー夫とその家族(娘2人、猫3匹)が、台湾のビューティ事情と日々の暮らしにとりいれたメイドイン台湾(MIT)コスメをご紹介する当連載(ちなみにタイトルにある美妝はメイクアップ、美容はスキンケアを意)。
撮影前、困った時に思い出したメイドイン台湾。
人生で態度イケイケ、自信ミチミチ、やる気ムンムンって時期がきっと誰しもあるだろうし、あっただろう。私の場合、根拠のない(なさ過ぎる)自信にいつもあふれていた学生時代を経て、社会人になる時もなった時も波乗りに失敗したり大波に自らのまれていったりで、うまくいかない悩みが生まれてきたのもこの頃だった。さらに学校を卒業して20年経った今は体調の変化もあって、かつて150%あった自信が、35%くらいにガガッと急降下していた。
それなのに先日のこと。大好きな先輩のお声がけでわたくしめを撮影いただいて、雑誌に掲載していただくというお話をいただいた。え!(こんな35%な私だけど)いいんでしょうか、とお返事すると、いいんです!と真っ直ぐな答えが帰ってきた。そっか、今の私でも何かお話しできることがあるんだ。せっかくのお誘い、お断りしてはいけぬ!と、お受けすることにした。
あーーー、でも待って。口紅とネイルしかない。子どもたちがママの顔はブツブツがあると表現する、シミだらけの顔のまま出るなんて失礼極まりない!ファンデーションがない。ブツブツが!ブツブツが丸見えに……。
撮影に自信が持てた、色だし上手のコンシーラー。
まずい、ファンデーション、ファンデーション、ファ、ファと家中を漁ると、あった。ブツブツ隠しに最適なアイテムが、ここ台湾生まれのコスメにあったのだ。
それは台湾ブランド『heme』の「雙色遮瑕霜/マジック デュアル カラー コンシーラー」。ペンタイプの両端が明るめベージュとナチュラルベージュになっており、グロスのようなスポンジでちょいちょいと肌にのせて使う。ホームページによればライトベージュをハイライトとして、ナチュラルベージュをシェーディング的な位置に入れて補正するとある。練りは固め。その分、カバー力しっかりだ。
私はこのナチュラルベージュが肌色にどんぴしゃで、例のブツブツがきれーいに隠れていく。小鼻の毛穴にぐいぐい埋め込んだし、頰のミカン毛穴も消えたし、これ1本で肌のアラは全てカバーできた。あってよかった、雙色遮瑕霜様!
というわけでなんとか撮影も終え、ホッと一息の夜である。撮影までの道のりでマスクしていたから、もしかしてメイクが落ちていたかもしれない、というのは忘れよう。
写真・文/MAO IKEDA
キッズイベントで笑顔が素敵なお兄さんに!
今年はイベント業務が増え、徹夜の設営、埃だらけのなかでの運搬業務、人混みの中で喋りっぱなしのイベント司会。さすがにこんな日が連日続くと誰もが僕の顔を見ても「疲れている顔」にしか見えないらしい。徹夜は肌に悪いことは知っているし、埃だらけのところで働いていたら顔はがさがさになるのは当然なのだー‥‥‥。
疲れ顔の僕が「サァ、子どもたち! こっちにおいでー!」と言っても誰も来ない時のさみしいこと! こんな僕だってイベントに来ている小さな子どもたちが笑顔になってほしいくらいの願いはあるのです。
そこで、この話をしたら妻が『雙色遮瑕霜』を貸してくれました。え!? コンシーラー?? 僕は知りませんでしたが、巷ではメンズ用のコンシーラーなんてものがあるんですね。コンシーラーは今や男女共有できるエチケットコスメ! 知りませんでした。。。
少し指にとって、指の腹で軽くポンポンと叩くようにのせていくと、きれいになじみ、化粧品特有の匂いもないので違和感がなく自然に使えます。ほんのちょっとのことで、みるみるうちに健康的な顔に大変身!
ありがとう「雙色遮瑕霜」! これで今日もまた乗り切れそうです!
「サァ、子どもたち! こっちにおいでー!」
文/Omijika Mame