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Inner Care】【COLUMN

2019.11.22

斎藤工さん ゾウの皮膚のように分厚くなった女性には騙されません。(後編)

俳優業とともに、“齊藤工”名義でフィルムメーカーとしても活躍する斎藤工さん。お笑い芸人の永野さんの原案・脚本をもとに、斎藤工さんが、企画・プロデュース・主演の3役を務めた長編映画『MANRIKI』がまもなく2019年11月29日に公開予定です。

<イイ男を深堀り>前編中編、いよいよラストの後編では、ご自身が抱く女性観について伺います。

斎藤 工(さいとう・たくみ)さん
1981年8月21日生まれ。東京都出身。モデルを経て2001年に俳優デビューし、ドラマや映画などで活躍中。齊藤工名義で映画のプロデュースも手掛け、2018年の初長編監督映画「blank13」は国内外の映画祭で8冠を獲得。モノクロ写真家としても活躍中。
斎藤 工(さいとう・たくみ)さん 1981年8月21日生まれ。東京都出身。モデルを経て2001年に俳優デビューし、ドラマや映画などで活躍中。齊藤工名義で映画のプロデュースも手掛け、2018年の初長編監督映画「blank13」は国内外の映画祭で8冠を獲得。モノクロ写真家としても活躍中。

グレーヘアを隠さない女性には、意志を感じます。

映画『MANRIKI』の中で“美容”はひとつの重要なファクターですが、実際のところ斎藤工さん自身はどう考えているのでしょう。例えば、最近話題になり、アンドコスメ世代も気になるグレーヘアについては?

「尊敬する某女優さんは、グレーヘアが少し目立つようになってきたけれど一切染めていない。それがめちゃくちゃ格好いいんです。グレーヘアは染めるべきという風潮があるからこそ、自然体でいる彼女の強い意志を感じますね。

映画で描いた小顔矯正のように、日本では顔は小さいほうがいいとか、こうしなきゃというのが多い気がします」

グレーヘアを染めるのか? 色を入れるのか?は、その人次第。一周して紫ヘアも素敵です。

斎藤さん的、グレーヘアへの思いは続きます。

「グレーヘアを染めないのか、反対にキャンバスと捉えて染めるのかは、その人のキャラクター次第だと思います。自分に合う、合わないを自身でジャッジすればいいんじゃないかな。例えば、一周して紫ヘアなんかも素敵だと思いますよ」

まさか紫ヘアにまで話が及ぶとは、まったくの想定外です。

女性は経験を積むと、ゾウのように分厚くなる。そんな人には騙されないぞって。

斎藤工ワールド全開の取材も、そろそろ終わりのとき。最後の最後に、多くの読者が気になる質問! 好みの女性ってどんなタイプですか?

「女性は経験を重ねると、ゾウの皮膚のように分厚くなる。いろんな男性に対して傾向と対策を繰り返していくと何層にも厚くなるんです。取り扱い説明書が必要なほど分厚い人って、大人はもちろん、子どもだっている。そんな人には騙されないぞって思います。犬だって散歩に連れていってやったのに、歩き足りないときは『今日の散歩まだ?』って顔して、平気で嘘をつきますから(笑)。僕ってそういう裏の裏まで見ようとするから、なかなか難しいんですよ」

取材の裏話を少々。

取材現場の玄関先にずらりと並んだ靴。その中の一足、女性スタッフのリボン付きのバレエシューズに自身の足を入れて、「あれ、入らないぞ?」と、おどけてみせた斎藤さん。28.5㎝のお御足とバレエシューズのギャップが鮮烈すぎて、忘れられない瞬間となりました。斎藤工さんの虜になったのはいうまでもありません。恐るべし、カッコイイ男。

映画『MANRIKI』
芸人の永野、俳優・ミュージシャンの金子ノブアキ、ラップグループDOBERMAN INFINITYのSWAY、映像監督の清水康彦らによる映像制作プロジェクト「チーム万力」による作品。
仕事がほしい駆け出しモデルが、美容クリニックを営む整顔師に小顔矯正を依頼。モデルは小顔に変身するが、やがて整顔師の猟奇性が加速して……。現代社会のひずみに光を当てた意欲作は、2019年11月29日よりシネマート新宿ほか全国で順次公開予定。
映画『MANRIKI』 芸人の永野、俳優・ミュージシャンの金子ノブアキ、ラップグループDOBERMAN INFINITYのSWAY、映像監督の清水康彦らによる映像制作プロジェクト「チーム万力」による作品。 仕事がほしい駆け出しモデルが、美容クリニックを営む整顔師に小顔矯正を依頼。モデルは小顔に変身するが、やがて整顔師の猟奇性が加速して……。現代社会のひずみに光を当てた意欲作は、2019年11月29日よりシネマート新宿ほか全国で順次公開予定。

撮影/塚田亮平(塚田和徳事務所) 取材・文/間中美希子