デリケートゾーンを清潔に保つためには、アンダーへアは要らないもの⁉︎
デリケートゾーン連載の1回目で、デリケートゾーン専用コスメ「トレスマリア」代表のバルドゥッチ淳子さんは「デリケートゾーンのケアは、自分で見ることからはじまる」と。そして連載の2回目で、助産院で膣ケアトレを提唱しているたつのゆりこさんに「パートナーのためではなく、女性の美しさと健やかさのために欠かせないケアである」と教えていただきました。
お二人のお話をうかがっていると、デリケートゾーンのケアには、アンダーヘアの処理も重要なポイントになるのでは? と思うように。そこで、ブラジリアンワックスを中心にしたデリケートゾーンケア専門サロンとして、美容業界の女性からの信頼が厚い「ピュビケアサロン白金台」へ。そして…カワムラもとうとう…V.I.O脱毛デビューしてしまいました!
ニオイ、かぶれ、黒ずみ…、そのお悩み、アンダーヘアが原因だったのかも⁉︎
デリケートゾーンのケアをする上で、アンダーヘアがあることはあまりいいことではないのかも? そう思ったのは、連載1回目でお話をうかがったバルドゥッチさんから「排尿したとき、もちろんみなさんキレイにペーパーで拭いていると思いますが、尿がアンダーヘアについて残ることがあります。尿は空気に触れて酸化するとアンモニアに変わり、臭いニオイが発生してしまいます。また、生理の時に経血がつく可能性も。これもまたニオイの原因になりますし、尿や経血が雑菌となってアンダーヘアに残って肌に触れるとかゆみを引き起こし、かくことで黒ずみが起きている可能性もあります」と聞いたので。
さらにたつのさん曰く「脇のヘアは処理する人が多いのに、なぜアンダーヘアはしないのかしら? 人間が洋服を着ずに暮らしていたときは、大事な部分を守るためにヘアは必要だったけれど、今はしっかり守られているから、必要ないんじゃないかしら? ヘアを処理すると、清潔に保てるし、保湿ケアもしやすくなりますよ」。これらのお話からアンダーヘアいらなくない?とカワムラは思ったのでした。
恥ずかしさを拭えないまま、意を決してピュビケアサロン白金台へ。
以前からV.I.O脱毛に興味はあったものの、ここ数年パートナー不在&水着になるのは旅行で南の島にいく時くらい、つまり年に1回あるかないかだし、とトライしなかったカワムラ。ホンネを言えば、婦人科医以外の方にデリケートゾーンを見られるなんて、恥ずかしいというのが一番の理由。でも、デリケートゾーンのケアについて勉強してみると、処理しちゃった方がいいんじゃないかという気持ちになり、ピュビケアサロン白金台へ。
実はこちら、連載3回目でご紹介したデリケートゾーン専用ケアアイテム「ピュビケア オーガニック」のプロデュースもされているサロン。まず通されたのは、お友達の家のリビングのように落ち着くウェイティングスペース。お茶をいただきながらデリケートゾーンの悩みや、どう処理するか(Vゾーンは、すべて処理せず好みの形に残すことも可能)などを相談し、いざ、施術室へ。
ギリギリまで、人様にデリケートゾーンを見せることに抵抗があったのですが…。
陽の光が優しくそそぐ施術ルームに。必死に平然を装っていたのですが、実は「う〜ん、やっぱり恥ずかしい、やっぱり辞めようかな」なんて思っていました。しかし、スタッフの方から「はい、じゃあショーツを脱いでガウンを羽織ってベッドにどうぞ」と。こちらが恥ずかしさを感じないように、いい意味で事務的にサラリと言われ、「あ、じゃあ脱ぎますー」という感じに。ベッドに横になると、「では始めますね〜」とサクサクと脱毛が始まり、すーっと恥ずかしさがなくなっていきました。
あんなに抵抗感があったのに施術後は、「もっと早く脱毛すればよかった!」
今回トライしたのは、ブラジリアンワックスによるV.I.O脱毛。
・Vとは、恥骨の上のあたりにある三角形のゾーン
・Iは、外性器まわり
・Oは肛門まわり
粘着力のある温めたワックスを塗り、乾いたところで一気にはがして毛根から脱毛していきます。一気にベリッとワックスをはがすなんて、さぞや痛いとだろうと肩に力が入っていたのですが、気が抜けるほど一瞬のできごとで、痛さを感じる暇もないほど。
最後に、「抜き残しがないか、チェックしてください〜」と鏡を渡され、「えーー、自分で見るんですか⁉︎」 と恥ずかしさが戻って来てしまいました。が、何事もないように鏡を渡され、「はい、わかりましたー」と素直にチェックすることができてビックリ。
しかも、ツルツルになったV.I.Oゾーンを見ると、なんだか愛おしい、そんな感情が。デリケートゾーンは見ることがケアの第一歩、というのをつくづく感じることができ「あー、なんでもっと早くやらなかったんだろう」という気持ちに。
これから暑くなると、デリケートゾーンのムレやかゆみはさらに気になるようになるだろうし、生理のときの不快感をなんとかしたいと思っているなら、試す価値アリ!
「デリケートゾーンのケアは、マスクができない分、こまめに洗っていただくと感染予防にもなります。うがいと思っていただけると、ますますヘアがない方が清潔に、そして安全に自分の体を守ることができると実感いただけると思います」というサロン代表の得田由美子さんのお話も、納得できます。
サロンで脱毛してもらうのは、どうしても抵抗がある、というなら、長さをカットして、洗いやすく、保湿しやすい状態を保つようにしても。Stay Homeな今、リラックスしながら、お手入れしてみるのもいいかもしれませんね。
取材・文/河村美枝 撮影/もろだこずえ