デリケートゾーンケアの第一歩は、“見ること”⁉︎
半袖を着たくなるような、ちょっぴり汗ばむ日がチラホラ増えてきましたね。テレワークしていても、朝のウォーキングをしていても、なんとなくデリケートゾーンがムレたりかゆくなったり、ニオイが気になったり…しはじめていません? 自分のために時間が使える今こそ、そのお悩みの解消タイミング! 実は私カワムラはデリケートゾーンケアアンバサダーとして学び、「日本女性よ! いやらしいとか、恥ずかしいとか、そんな視点はもう卒業してデリケートゾーンにちゃんと向き合おうよ!」と、心の中で叫んでいました。
その思いをこの.&cosmeで説くべく、今日から4回連続で女性のデリケートゾーンについて、プロの方に徹底的にうかがいます。まず、お話をうかがうのはバルドゥッチ淳子さん。アルゼンチン人の夫との出会いを機にデリケートゾーンのケアがいかに大切かを知り、自らそのお手入れ製品ブランド「トレスマリア」を設立するほど。そんなバルドゥッチさん曰く、「第一歩は“鏡でデリケートゾーンを見る”こと」ですって⁉
なぜ、デリケートゾーンは鏡で見ないの? 肌は毎日鏡を見てお手入れするのに…。
「毎日鏡で顔を見るから、肌がカサカサしているとか、くすんでいるとか気づくことができ、そのためのスキンケアをすることができますよね? 逆に鏡を見ていないと、肌がどんな状態なのかわからないから、ケアもおろそかになってしまう。デリケートゾーンも同じです!“見ないから”隅々まで洗えずにニオイやムレにつながったり、乾燥しているのに保湿もせずに、黒ずみやかゆみを招いているケースも。
パートナーには見せてるのに、なぜ自分ではデリケートゾーンを見ないのかしら。自分も見た方がきっと安心するのに。一度見ると、体の一部なんだったって発見があって、キレイにしてあげたくなってくるはずですよ」と、バルドゥッチさん。
海外では家族が自然に教えるデリケートゾーンケア、日本人女性は誰からも教えてもらえないなんて。
デリケートゾーン専用ブランド「トレス マリア」をクリエイトしているバルドゥッチさんが、デリケートゾーンのケアの必要性に気づかされたのは、後に夫になる初めての外国人の彼に言われた、「ずっと不思議だったんだけど、なんでそんなバスタオルみたいに大きなショーツを履いているの?」の一言だったそう。
「慌てて小さなショーツを買うと、アンダーヘアがはみ出して似合わない。ならばとアンダーヘアを処理すると、デリケートゾーンの肌があらわになり、ここも顔やボディの肌の延長線上だと気づいたんです。専用の洗浄剤を使ってすみずみまで洗い、保湿料を使って丁寧に潤すようになると、今まで毎月の生理のときに悩んでいたデリケートゾーンのニオイやムレ、かゆみといったトラブルが一気になくなったんです」
小さなショーツを履けるようになったことよりも、デリケートゾーンのケアで日々の不快が解消されたことに喜びを感じたそう。「そして、健康やハッピーに導いてくれるケアは、日本の女性にも必要だな、とつくづく思いました」
さらに、当時高校生だった彼の妹に彼が、バースコントロールや、婦人科にちゃんと通うようにと説明する姿を見たのも衝撃的だったと言います。
「本当に子供を産みたいときに産める体であるために、家族みんなで女性を守っていこうという姿勢に考えさせられました。アルゼンチンでは、学校でも家庭でもきちんと教育しているそうですし。日本ではそんな話、母親でも恥ずかしくてできませんよね。デリケートゾーンをケアすることは、女性の体を大事にすることなんだと教えられましたし、家族で話し合える環境って、大切だと思ったんです」
専用ケアをしている人はたった2割!日本人の9割が悩んでいるのに…。
海外では様々なデリケートゾーン専用コスメを見つけることができるけれど、日本人の肌に合うやさしい感触の専用コスメが、当時見つけられなかったバルドゥッチさん。
日本人女性237名にアンケート調査を実施してみると、9割がニオイ、かゆみ、黒ずみなど、デリケートゾーンになんらかの悩みを抱えていることがわかったそう。
「それなのに専用コスメを使ってケアしている人はたったの2割。さらに、6割の女性が誰にも相談できずに悩んでいたんです。スキンケアやボディケアのような感覚で、デリケートゾーンをお手入れできるアイテムが必要だと実感。①ミラーで見てデリケートゾーンの状態をチェック ②ソープで洗う ③ミルクで保湿する このシンプルなステップを叶える3アイテムを、こだわりの日本製で開発しました」。
日本人女性はスキンケアもメイクもすごく丁寧で、しかもキレイ好きなのに、デリケートゾーンはほったらかしにしがち。なぜなら相談しにくいし、恥ずかしい…なんて言っている場合ではありません!
「見えない部分をケアすることは、自分自身を大切にすることで、自信にも繋がります。もっと自分を愛する女性が増えるといいなぁと思っています。それがきっと人を愛したり、愛されたりすることの源だと思うから。
ぜひ専用のケア製品でのお手入れをし、自身と向き合うことからはじめてください」
Stay Homeで今まで後回しにしていたことや、できなかったことにチャレンジしている人も多いのでは? デリケートゾーンのケア、まずは鏡でチェックすることから!
取材・文/河村美枝 商品撮影/池田 敦(Pile Driver)