食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。
裏技1.丁寧なケアのつもりなんです…「勝手にオールインワン」にして、さらには「ミルフィーユ塗り」を。
今回は「芦屋生まれ」の唯一無二のスキンケアブランド「KANO」を、溺愛しつつも勝手に使いこなす「私の芦屋美容~結果よければそれでよし」を、お届けします。
私にとって「芦屋」という場所は「軽井沢」の次に、とてもなじみの深い場所。これまでに女性誌の仕事、カルチャーサロンのゲスト講師、紅茶専門店リニューアルのスーパーバイザーとして…。40代前半は毎月、東京から新幹線に乗り、JR芦屋駅前からタクシーに乗り、テーブルコーディネート&マナーのサロンで学ぶため通った時期もありました。
25年以上前から、長いときは1週間、日帰りでも頻繁に訪れているので、私のもう一つの日常が繰り広げられる街でもあります。そして、ここ芦屋には、私のワードローブに欠かせないファッションブランド「LiSALiSA」(リサリサ)があります。
この時期、週に5日は使うブランドの大人気アイテム「かごバッグ」の色違いを揃えるのが、楽しくて! 愛用歴10年以上のかごバッグは、仕事にもホテルにもレストランにも、どこに行くにもきちんと感があるので大活躍です。芦屋大丸で同じかごバッグを持った「大人の女性」と出会ったときは、素通りせずに「ごきげんよう」のご挨拶がお約束、お仲間いっぱい。
「LiSALiSA」には「KANO」という、たった2本で保湿完了のスキンケアブランドもあります。これは上の写真のブランドオーナー、芦屋生まれの芦屋育ちの貴田加野さんが(1961年生まれのエイジレスビューティな女性、美しすぎる)、5年の歳月を費やし誕生させたもの。フェイシャルトリートメントローション(150ml ¥6,000・税別)の後に、モイスチャーセラム(30ml ¥10,000・税別/ともにLiSALiSA)と、正しい使い方をしていましたが、やっぱり、もっと肌に効かしたい!隅々まで。配合成分を見たらテンションが上がる!カスタマイズしたっていいじゃないの! という欲望が沸き上がりました。私の裏技の前に「たった2本でシンプルにスキンケア」がOKの秘密を…
無添加のスキンケアブランド「KANO」には、高保湿成分が贅沢に配合されています。肌の奥までしっかりアプローチして、うるおわせてハリと弾力のある肌へと導くために、厳選された成分は以下の通り。
➀ひよこの生命を守る卵殻膜エキスを配合。卵殻膜には18種類のアミノ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸が自然に含まれています。
②4か月腐らない奇跡のリンゴで知られる希少品種から培養抽出したエキス「リンゴ幹細胞抽出エキス(リンゴ果実培養細胞エキス)」を配合。
③肌にやさしい7つのフリー。パラベン、シリコン、石油系界面活性剤、香料、鉱物油、合成色素、紫外線吸収剤不使用。
さて、私の裏技は、手の平にモイスチャーセラム1プッシュ後、フェイシャルトリートメントローションを1~2プッシュ加えて、なじませたら顔全体に。唇も。別々になじませるより「勝手にオールインワン」で、隅々まで一度にが私流。これを、時間を少しおきながら3回セットのミルフィーユ塗り。手に少し残ったら肘にも。肌にぐんぐん送り込まれているなぁと、感じるこの感触。私は、かつて紫外線を甘くみていたので、今はシミの多い肌だけど、ハリがある、ツルツル肌で行きたい! この方法なら、日焼け止め&化粧下地&日中美容液として使っているアスタリフト D-UVクリアホワイトソリューションSPF50+・PA++++(30g ¥3,900・税別/富士フィルム)のノリもいいし、しばらく続けてみるつもり。暑くても、おばさんに傾かず、大きい?お姉さんに傾けるように。肌も心も「腐らないオンナ」で行くぞ!
裏技2.早朝に家を出るときは口紅は塗らない。唇にモイスチャーセラムを塗り、新幹線の中でリップエクササイズ
ここ最近気に入っているのが、モイスチャーセラムをリップ美容液のように使う方法。
家を出て目的地で人に会うまで、口紅は塗りたくない! リップ美容液ならいいけれど。
写真は、ある日の私の軽井沢に行く新幹線に乗るときの持ち物。先にお話した「かごバッグ」のミニサイズをひざの上に置いてることが多く、中身はガラケー、放送で話すことを書いたノート、放送時に手元に置くために作った番組のタイムスケジュール、そして、フェイシャルトリートメントローションを小分けにしたボトル、モイスチャーセラムなど。口のまわりの筋肉をほぐすために、新幹線で隣に人がいないときは、エクササイズ。声は出しませんよ! このあと塗る口紅のツキもよく、これオススメです。
文・写真/吉田ゆう子