こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載です。どうぞ!
在宅と、マスク生活で美意識は急降下傾向。
新型コロナウイルス禍で一変した、「STAY HOME」な生活。
外出しない。してもマスクをつけ、誰とも話さない。
自分はもちろん、周りの人を感染させないためにもここは守るしかありません。
ただね、この生活、気を抜くと、顔が老けます。
ここ数週間で、今日の感染者数は?治療薬は? と朝からテレビやSNSで情報収集する習慣がついてしまった。そして、ある日ハッと我に返った。「この頃まったく笑っていない!」と。
フリーランスの私は在宅だけれど、出勤している人も、マスク着用で会話も最少限で、きっと笑う機会は減っているよね。
さらに、マスク習慣は美意識を喪失しかねる。「どうせマスクで隠れるから、メイクはいっか」という人が増える。はい、私もその一人です。
外出時、マスクからはみ出る部位に日焼け止めを塗り、眉を描くときはあるけど。だって、誰とも話さないんだもーん。おしゃれも化粧も意味ないよね~ってなってしまう。メイクで貴重なマスクが汚れるのも困るし。
もちろん、みんなが私みたいではありません。
毎朝変わらずメイクをし、背筋を伸ばす人もたくさんいます。時間や曜日感覚が薄れる中、日常にメリハリをくれるメイク習慣は、メンタル的にもとてもいい。
最近笑っていない!と思ったらあなたは老け顔予備軍。
ぐーたらしていた私が「いかん」と思ったのは、最近始めたZOOMでミーティングに参加した時でした。久しぶりにメイクして、鏡に映る自分のよそ行きの顔に、「お久しぶり」と笑いかけたその時。え…笑顔が固い。もっと無意識に笑っていたはずなのに、筋肉がやたらに重たく感じたのです。これ、表情筋が痩せた証拠だ!
そうだった! 筋肉は使わないとあっという間に痩せるんだった!
じつはこれ、がん患者のあるあるなのです。私がそうで、がん発覚からずっと笑えない日々が続いたとき、のっぺり顔になったことがあった。頬の筋肉を使わないと、口角が下がり、フェイスラインがだぶつき、表情のない不機嫌そうな老け顔になるんです。
今回も案の定、口角が下がりマリオネットラインが目立っていた。このまま放置すればマスク生活が明けたとき……、やばいよ。今ならまだ復活は簡単。要は普段から笑えばいいのだから。
筋肉は使えば鍛えられる! 笑える本を読む、笑える動画を見る。ZOOM飲み会で笑う。マスク下でも筋肉を意識して笑う。そしてたまにはメイクしてよそ行きの顔を確認する。ということで最近の私は意味なく、満面の笑顔を振りまいている(家で夫にぶっきーと言われた)。
マスク生活を香りと笑顔で満たすビューティチャレンジ!
さらにマスク時の「だらけ感」を吹き飛ばす方法を見つけました。それは、ミント系など清涼感のある香りのリップクリームをつけること。私がいま、ぞっこんなのは新製品のランコム ラプソリュ マドモアゼルバームです。
ペパーミントオイルやマカデミアナッツオイルが、唇をケアしながら、清涼感のあるミントのスイーツのような香りがマスクの中に充満し、鼻腔も脳も背筋もシャキンとする。マスクを外した唇も潤って調子がよい。ミント系が苦手でなければおすすめ。
001,002はうっすらニュアンスカラーで、マスクに色移りしないのもうれしい。
マスク時は香りでシャキン&笑顔ストレッチ。これが私のコロナ禍ビューティチャレンジその1です。
さらに…こんなこともチャレンジしてます、YouTubeとこの記事もよかったら。
化粧品撮影・文/山崎多賀子