食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。
芦屋マダムの教えに従っての肌づくり。「ヴァーチェ」のUVベース+パウダーなら、上品な迫力の「正装肌」が可能です!
フリーランスとして仕事をしていますから「いたしません」も「お断りします」も、言えます。が、受けた仕事を進めていくうちに、最初の話とずいぶん違うじゃない、悪い流れになっていると感じたら、やはり言うべきことは、言わないと。仕事を降りる覚悟で。どの世界もそうだと思いますが、生きている、働いているといろいろありますよね。
私の仕事でかかわる女性誌(編集部)や広告の世界など、これまでにあった出来事などを、書きだしたら、世界一高い山を越えそう…。
今回の裏技は、乗り込む?前こそ、丁寧な肌づくり(正装肌)、上品な甘さを添えたメイクを。「どんなに腹わたが煮えくり返っていても、冷静に。顔と仕草には絶対に出したらダメよ。出したら負けよ、いいわね」。この言葉は今から20年ほど前、芦屋のマダムTOMOKO(実業家)から言われた言葉。マダムいわく「交渉事の日、クレームを言いに行く日こそ、全身きれいにしていくの。完璧にね。髪も丁寧に巻いて。お化粧も大事よ。上品に! 品格のあるブランドのスーツを着てバッグを持ち、どこにもスキがないようにするの。言葉使いは丁寧に、声のトーンはドスをきかせて低く、でもオッサンにならず、オンナということを忘れてはだめよ」。カッコいい! 見習わなきゃ! ブランドのスーツやバッグはさておき、この教えを守り、私も自分の身だしなみには、気をつけるようにしています。声のトーンのコントロールは、ラジオの仕事もしているので、お手の物。今日まで場数も踏んできたから、磨きもかかりました!! 春の陣もすでにありました。夏もきっとあるでしょう。
手にするのは、日焼け止め化粧下地のヴァーチェ ミネラルUVベース( SPF28・PA28+++ 30ml ¥4,000・税別/ヴァーチェ) 。普段から愛用する大好きなブランドなんですが、このミネラルUVベースのパワーがすごい。
つけ心地が軽いのに、カバー力がある。さらに、透明感も出る。ほんのりの色つきですが、私はこの色を指で重ねづけして、シミ・赤味をカバーしています。天然精油ノバラ配合ゆえ、心やすらぐローズの香り。こういう日のメイクには、香りも重要な役割をもちますよね。さらに、どんな状況にいてもOKと思わせてくれる、紫外線、ブルーライト、近赤外線、大気の汚れをカットする役割もあり。悪い気の流れもカットしてくれていると思う。
さらに、石油系界面活性剤、シリコン、鉱物油、アルコールなどを添加していませんから安心。夜は、石けんでスルリと簡単メイクオフ。帰宅したら、こういう日は、特に疲れているから、簡単に落とせるのがいいですよね。ファンデーションいらずと思わせるほどの仕上がりですが、より完成度の高い肌づくりを目指して、次に紹介する下の写真の「ETVOS」のファンデーション(こちらもクレンジング不要の石けんオフ設計)を薄く重ねます。
裏技1! パフをティッシュでくるみ皮脂を吸収。これでメイクもよれません。
そして、ベースメイクの仕上げのパウダーはヴァーチェ ミネラルベールパウダー (SPF45・PA+++ 5g ¥3,000・税別/ヴァーチェ) 。肌の上をスルスルとすべり、でも密着度高し。ベースと同じく、紫外線、ブルーカット、大気の汚れなど、いらないものはカット。パウダーは絹のような光沢感。塗り直しには(ここ、裏技です!)付属のパフを使う前に、もう一つパフを用意してティッシュでくるみ、スタンプを押すようにしてこのパフで皮脂を吸い取ります。それから、付属のパフを使い、ポイント的に塗り直し。こうすることで、メイクのよれ、お直しによるつけすぎも抑えられています。
ちょっとそこまでのお出かけなら、下地+パウダーでもOK。でも特別な日は、ファンデーションを塗ります。
裏技2! 表情は柔らかくねっ! 目元・口元はピンク&単色アイシャドウは、チークにも使います!
写真のETVOS(エトヴォス)のファンデーション&アイ&リップのメイクアイテム・コーディネートは、実は軽井沢に行くときにするパターンなのですが、あえて、慣れ親しんでいるコーディネートで「自分らしく」。私が心地よくいられるから。
選んだファンデーションの魅力は、何といっても、するっとのびて気持ちいい、それでいてカバー力があること。エトヴォス ミネラル フローレスリキッドファンデーション(SPF15・PA++ 30g ¥3,500・税別)、は、好きなものを切らすといやだから2本持ち。
目元は目元美容クリーム&アイカラーエトヴォス ミネラルアイバーム(サニーピンク¥2,500・税別)。さてこれも裏技、自分の顔立ちに合わせるべく、目の形にそって幅広に塗らずに、気持ちとして富士山を描くように目頭と目尻は少なく、中心が盛り上げるような塗り方を。下まぶたにも少し。そしてさらに裏技、チークとしても使います。人差し指と中指を使って、こちらは、やや幅広に。大人の肌に必要なのは艶と上品な甘さでしょ?
仕上げの口元は唇用美容液エトヴォス ミネラルリッププランパー(キャンディオレンジ¥2,800・税別/すべてエトヴォス)。優しい雰囲気に。口元は「色を強く出さず」でいきます。
写真・文/吉田ゆう子