食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。
裏技1.お役目が終わろうとしているファンデはお財布に優しい~。新品ファンデと並べて「マイパレット」を作っています!
今回は、私がパウダーファンデを最後の最後まで使い切る裏技をお見せしたいと思います。コンパクトケースを落として、ファンデが粉々に…そろそろお役が終わりそう…こんなファンデは、コンパクトケースから外して、写真のような細長いケースに移し替えます。このケースは、今年のバレンタインデーにいただいたもの。帝国ホテルのオリジナルチョコレートが入っていました。私のスヌーピー好きを知っている、心優しい方からの贈り物。
外出には、ハローキティを。これは、昨年、カネボウ化粧品 COFFRET D’OR(コフレドール)の誕生10 周年を記念してサンリオキャラクターとコラボした限定コンパクトケースです(ファンデとのセットで販売されていました)。セットされていたファンデは、時間がたってもくずれにくい、コフレドール ヌーディカバー ロングキープパクトUV。外へはハローキティ。内ではスヌーピー。私のメイク環境は賑やかです。
愛しのスヌーピーケースに入れるファンデーションですが、新品も一緒に入れます。なぜなら、少量のファンデーションは、顔の中でも小鼻、あご下などの部分使い専用にするから。頬、おでこなど広い部分に使うなら、やはり新品またはそれに近い状態、お残りさんとカラートーンが近いものが必要です。あっちこっちのコンパクトケースからよりも(けっこうな数をもっています)、一直線に愛用しているほうが使いやすいし、時間のムダもありませんよね。ただでさえ、出かける前は慌ただしいので。
いま、ケースに入っているのは、すべてコーセーのもの。コフレドールのファンデーションが減ったら、カネボウ化粧品のファンデーションをずらりと並べてみたいので、左の2品を先日、ドラッグストアパトロールでゲットしました。
大人のプチプラコスメとして大人気の「メディア」。詰め替え用ならば、¥1,000以内で買えるのが魅力ですよね。そして、スポンジ付き! このカラーは、健康的で自然な肌色を作ってくれます。左上:メディア モイストフィットパクトEX OC-D1(SPF12・PA++ ¥800・税別) 、左下:メディア ホワイトニングパクトEX OC-D1(SPF21・PA++ ¥900・税別/ともにカネボウ化粧品)。
裏技2.ファンデをとりやすくするためにスポンジは小回りがきく、ブラシは毛量たっぷりのものを!
スヌーピーのケースの中に入れる、詰め替え用ファンデは、ケースの中で動かないようにしっかり固定すべく、裏側に両面テープを上下2か所に貼って固定させています。置き方にもこだわりがありまして、それは使いやすくするためにあれこれやってみた結果です。
減っているものは右側、横置きに、新品に近い状態のものは縦置きに。こうすると使いやすいんですよ。
そして、ファンデーションを含ませる時は、パフでなくスポンジや機能性の高いブラシがおすすめ。スポンジは、小さいサイズですと小回りがきくので便利です。ドラッグストアで、ファンデーションを購入した際に、サンプルに付いているものを使わないでストックしておくのがミソ。
また、なくてはならないブラシは、前回もご紹介した、貝印 スライドパウダーブラシ 先丸 (¥2,000・税別/貝印)。毛の長さを3段階に調整できます。毛の長さを短くすると、毛束がまとまる&コシが出るので、パウダーファンデーションをしっかり含ませられます。お役目が終わりそうなファンデに最適。この長さは、ハイライトを入れるときにもいいですよ。フェイスパウダーやチークには、毛を長くするとふんわりと入れられますよ。その中間のナチュラルな雰囲気にしたいときは、ブラシも中間の長さに。このブラシの魅力はまだまだあって、持ち運びに便利なキャップ付き、柄の底が平らになっているので、メイクの途中で手を置きたい場合にも、立てておくことができます。ギフトにもおすすめな肌色が美しく整うブラシです。
文・写真/吉田ゆう子