オーガニック系のヘアケアって、何より使っている最中の香りがいい！ものが多いと私は思っている。その思い込みにたがわず、HANAオーガニック リセットシャンプー（280ml ￥3,700・税別／Esola Forest）を泡立てていると、ダマスクローズやラベンダーなど６種類の花の精油がブレンドされた、疲れてとがったままの気持ちをほぐしてくれる、甘くないフローラルの香りが漂ってくる。
その香りをかいでいたいから、すすぐのがイヤになるくらい。３ＷＡＹトリートメントパック（280ml ￥4,000・税別／Esola Forest）には髪にやはりフローラル系の精油がブレンドされているのだが、サイプレスやゼラニウムが立つようで、シャンプーよりもちょっとシャープな香りが気持ちをほどよくシャッキッとさせる。ふたつの香りのちょっとしたしたメリハリ、クセになる。
髪はその人の地層。先々のキレイのために今のキレイをあきらめない！
髪はその人が歩んできた歴史が記された”地層“だとHANA オーガニックは考える。今の髪には、これまでの美容習慣ばかりか食事や睡眠、ストレスまでも重なってできているのだと。つまり、今日からの生活やヘアケアがこの先の髪を作っていくというのだ。
しかも、年齢を重ねると髪の悩みも増え、将来への不安が大きくなる。一方、今のキレイを優先して、白髪が生えてきたら抜いてしまったり、髪や頭皮へのダメージを気にしながらパーマや白髪染めを繰り返したり。先々のキレイのために今のキレイをあきらめられない。そんなジレンマを打ち消すために誕生したのが、このシャンプーとトリートメントというわけだ。
髪を乾かすとき、ボリュームを出すのがラクになったことを実感
シャンプーもトリートメントも、テクスチャーはいたってふつう。シャンプーの泡立ち、泡切れがいい。トリートメントは３WAYの名の通り、使い方が３通りある。ふつうにシャンプー後になじませてすすぐ方法、パックとして頭皮にまでべったりつける方法、そして、アウトバストリートメントとしてタオルドライ直後になじませる方法。私はアウトバストリートメントとして使うことが多かった。頭皮の状態がどうなったかは見て確かめることはできないが、ドライヤーで乾かすとき、ボリュームを出すために苦労しなくなったのは確か。