食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。
裏技! ロールオンアロマを指先と関節に。
「老化の原因の80%は紫外線によるものと言われています。だから、熱中症対策と同じぐらい、紫外線対策も必要なんですよ」と、8月のとある猛暑日、パーソナリティをつとめるFM軽井沢の番組にて声を大にして呼び掛けておりました。
しかし、言い忘れたと後悔していることがあります。それは、「顔だけじゃなく『手』もですよ」と。自分の手を見てゲッ。まずい、老けている。その日から、頑張っているのが「ハンドケア」です。「顔」の紫外線対策に意識が集中して、手抜きだったのです「手」が、だから、こんなことに……。
「『手』のお手入れ、自分で隙間時間にやろう! まずはツメとそのまわりだ、関節だ!」と、アイテムを揃えました。ネイルオイルは、好みのものがなく、友人のアロマセラピストに「ロールオンアロマ」を7本作ってもらい(1週間日替わりで、時間によって楽しむつもり。スッキリとした香り、甘さはないけどやわらぐ香り、ユーカリを効かした鼻?にも効く香りなど‥‥‥)。原稿を書くとき、新幹線移動のとき、ラジオを聴くとき、スタバでぼーっとするときなど、じっとしているときに、ロールオン!
「千里の道も一歩から」という気持ちで、お手入れしております。指先に塗るときは、指をのばすよりも少し曲げる→特に関節はこのほうが塗りやすい。ツメと私の顔がお見合いしているみたいな状態で。
写真のブルーの卵型のグッズは「エッググリップ」といって、押したり握ったりしてハンドトレーニングできる優れもの。握力のトレーニングにいいとのことですが、私はこのエッググリップを握りながらロールオンアロマを塗ります。もちろん、機能性抜群アイテムですから、押し圧によるツボマッサージ、握りながら手首を前後になどストレッチもします。ベタつきが気になるときは、ベビーパウダーをなじませたらOK。外出先では、ペットボトルを握るようにして塗ることも。
裏技! スキンケアを変えるのは「顔」も「手」も同じ。だから、ハンドケアにも「導入美容液」を。
夏は、ハンドクリームは面倒という理由で、毎日塗らずになまけていました。それが先ほどもお話している通り最悪の事態に。反省して、手肌ケアもスタート。不要な古い角質を落とすのも大事だけれど、いまの私の手に与えるものはもっと大事。そうだ、なまける前に愛用していた、しっかりケアできるハンドクリームを、今まで以上に丁寧に塗ろう。冬の荒れた手にもすっとなじんでくれた、あのクリーム。
ということで、写真の右側のフレッシュフローラルの香りが、癒し効果大のハンドクリームコモエース コクーンモイスチュア ハンドクリーム(50g ¥1,800・税別/セーレン)を、ハンドケアの主役にしました。
スキンケアでも愛用している、繭の天然成分「ピュアセリシン™」配合のシルクたんぱく質コスメ「コモエース」のアイテムは、いい働きしてくれます。「水洗いする絹職人の手は白く美しい」と、以前取材で知った、私と同じ50代の男性職人さんの美しい手の衝撃を思い出した! でも、うるおいを失った私の手肌は、普通のお手入れじゃだめ。ちょっともったいない気もしたけれど、写真左の同じくコモエースのミルキータイプの導入美容液コモエース ラメラエッセンス(30ml ¥5,000・税別/セーレン)を、プラスしています。おかげで、手肌のくすみがとれて、みずみずしくやわらかい肌が。繭の持つ優れた抗酸化力、防御力、恐るべし。しかも、2週間くらいの使用で効果が現れるんですよね。職人さんのレベルには遠いけれど毎日コツコツ、これ大事と、晩夏に実感しております。
この導入美容液は顔用なので、もちろん顔にも使っています。洗顔後の最初に使うアイテムとして。肌の土台を整え、ハリとツヤに満ちた美しい肌へという特徴を誇るだけに、いい仕事してくれます。しばらく顔、手のW使いでいくつもり。
文・写真/吉田ゆう子